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令和6年度村政執行方針 占冠村長田中正治(4)

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北海道占冠村

■第2 安全で安心な暮らしを守る基盤づくり
1.暮らしの基盤づくり
(1)道路
道路施設は、産業・経済活動の基盤であり、通勤や通学・買物など生活をする上でも必要不可欠なものであります。
安全で円滑な交通確保のため、道路の補修や維持管理に努めるとともに、橋梁については、長寿命化修繕計画に基づいて占川橋、林友橋の修繕を実施してまいります。
除雪体制については、将来的にも安定的な除雪体制の確保が図られるよう除雪トラックを更新します。

(2)村営住宅
村営住宅につきましては、長期にわたって良好な状態で居住できるよう改修工事や維持管理を実施し、快適性や安全性に配慮した住宅環境に努めてまいります。
また、用途廃止になっている住宅の除却を実施し、地域の環境改善を図ってまいります。

(3)上下水道
簡易水道事業及び下水道事業は、各施設の適切な維持管理を行い、安定的な供給と衛生的な生活環境の確保に努めてまいります。
また、簡易水道・下水道事業では、本年度から公営企業会計の適用を開始します。
各事業の安定した経営を持続するため、経営の健全性や計画性、透明性の向上を図ってまいります。

(4)環境衛生
ごみの排出につきましては、様々な問合せがあることから、周知方法について、他自治体の周知事例の情報収集を行い、その手法について検討してまいります。
ごみ処理につきましては、今後も村民の皆様のご協力をいただきながらリサイクルに努め、資源の有効活用を推進し、ごみの減量化を図ってまいります。
また、嵩上げ後の最終処分場においては、残余容量調査を行い、その結果をもとに処分場の使用期間の推測を行い処分場の延命化を図ってまいります。

(5)地域交通
通学、通院等、村民の身近な移動手段であることからその運行と安全管理に努めるとともに、利便性や効率性を検討しながら、現状に即した交通体系の確立を図ってまいります。
根室線廃止に伴う対応として、トマム線の終点を「幾寅駅前」から「道の駅南ふらの」に延伸するほか、南富良野町営バスによる富良野・金山間と東鹿越・トマム駅間の運行、高速都市間バスの増便及び南富良野町落合での乗降、富良野市内での乗降により、利便性の向上に努めてまいります。
また、占冠・金山間のデマンド運行についても検討を進めてまいります。

(6)地域協働への取組
「ファミリーサポート・しむかっぷ」は、地域における有償ボランティアとして、高齢者から子どもまで様々な住民ニーズに対する支援サービス事業を行っています。地域に親しまれ、活力を生み出す大きな存在であることから、引き続き活動の支援と補助を行ってまいります。
また、住民活動推進事業により住民の自主的な活動を支援し、地域協働が広がる村づくりを推進します。

(7)防災対策
防災力、減災力の強化を図るため、自主防災組織への支援、各避難所における分散備蓄、避難訓練を実施してまいります。また、関係機関からの情報収集及び補助金等の検討を行い、より充実した災害情報伝達手段の検討を進めます。

2.地域医療の充実と住民ニーズに即した福祉施策
(1)高齢者福祉
高齢者等が抱える課題やニーズへの対応について、地域包括支援センター機能を生かし、占冠村社会福祉協議会やリハビリ専門職など、関係機関と連携しながら社会資源の活用やサービスの提供に努め、地域包括ケアシステム構築の充実を図ってまいります。
小規模多機能型居宅介護施設「とま~る」については、指定管理者と協議しながら、適切な施設の維持を行うとともに、利用者が安全で安心した施設利用ができるよう努めてまいります。

(2)地域福祉・障がい者福祉
一人ひとりが尊重され、地域で安心して暮らせるよう、行政区や民生委員児童委員のほか、各種団体、地域住民と連携・協力しながら、地域福祉の充実を推進します。
また、相談支援をはじめ、自立支援協議会による関係機関や専門職との連携、各種福祉サービスへつなげ支援を行うなど、障がい者福祉の充実を継続してまいります。

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