■全般
令和5年度は大きな事件事故はありませんでしたが、ヒグマ対応の多い年でした。シカやアライグマに対して大きな発展はないものの地道な捕獲を積み重ねることができました。村民の皆さまとは、ヒグマ対策の草刈りやシカ肉のつどい、各種お祭り、ヒグマミーティングなどを通じて一緒に取り組むことができました。ご協力に感謝申し上げます。
村は本年度も引き続き、野生鳥獣の実態把握と被害軽減に努めます。設置より10年を経た占冠村猟区は再設置して継続することとなり、狩猟や有害鳥獣駆除の公正、安全、安心をさらに追求してまいります。人里近くではヒグマへの圧力を高め、シカ捕獲個体の処理体制、アライグマ捕獲の拡充、リゾートや学校との連携強化など、多岐にわたる課題の一つ一つに取り組んでまいります。今年度も野生鳥獣専門員として浦田が担当します。各種業務の企画調整のほか、現場でヒグマなど鳥獣の調査、捕獲を実施します。1年間よろしくお願いいたします。
また、専門員とともに有害鳥獣捕獲やヒグマの警戒を行う「捕獲従事者」を任命しました。ご関心のある方はお問い合わせください。今期の当初編成は次の通りです。
一覧については本紙をご参照ください
■エゾシカ
冬を生き延びたシカたちが畑に戻ってまいります。オスはそろそろ角を脱落させます。まだ痩せており、これから餓死する個体もいるかもしれません。
■ヒグマ
山中で足跡が確認されており、冬眠を終えて徐々に穴から出ているようです。新しい情報は折り込み資料に掲載いたします。今期も無事をめざしましょう。
問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174
<この記事についてアンケートにご協力ください。>