文字サイズ
自治体の皆さまへ

野生動物対策の状況

21/25

北海道占冠村

■エゾシカ
6月のシカ駆除は59頭と、この時期としては過去最高水準でした。7月は未集計ながら、おおむね苦戦と見受けられます。

■ヒグマ
6月29日に上トマムで親子グマ(当歳子1頭連れ)による住宅地への接近がありました。山への追い上げを実施しましたが、逃げ方が緩慢で発砲可能域まで触接を維持していたため、捕獲に切り替えました。ただしこれは失敗し、親グマは手傷を負って山中深く逃走してしまい、翌日にも渡る追跡でも追い切れず生死消息不明に。置き去りになっていた子グマだけを捕獲する結果となりました。以後、この親グマと思しき個体の出現は確認されていません。仮に生存したとして、人への強力な忌避があろうと推察されます。上トマムではこれとは別に墓地周辺で親子(1歳子1頭連れ)の活動が続いており、注意を要します。また付近では大型のオス成獣が活動していることも痕跡から分かっており、親子の行動に影響をもたらすものか注目されます。
村内ではこのほか、村道双珠別線沿線で複数個体による採草地利用が盛んになっており、一部では住宅や畜舎近くでの頻繁な出現を懸念して捕獲の機会をうかがっています。
これら2地域の他では集中的な活動情報が見いだされておらず、村全体の情報件数を見ても、近年過去値と比較して低い水準にあり、今年ここまでは概して静かであったと言えます。例年の傾向では、8月は目撃通報をはじめとする活動情報が減る一方、デントコーンの食害が始まります。引き続き気を締めて対応していきましょう。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU