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野生動物対策の状況

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北海道占冠村

■エゾシカ
7月のシカ駆除は37頭に留まりましたが、例年の変動幅の中にあります。前月まで比較的高水準で捕れたこともあり、おおむね堅調と見ています(下図)。
夏も基本的には夜明け直後や日没直前が捕獲に適しています。昼よりは涼しいのですが、蚊やブユなど吸血性昆虫が活発なだけで、いずれにせよシカを運べば汗だくです。極端な早起きの上、夕方に捕獲があれば解体処理に後片付けしての帰宅は深夜。それでも頑張ってしまうほど、シカの捕獲はやりがいに満ちた活動なのです。

■ヒグマ
私たちの生活へのヒグマの影響が最も心配される時期は、所感では7月頃です。無論、関連の見えない個々の事案の集積であり、他の時期にもさまざまあるのですが、目撃通報件数を指標にすると、例年どの年も7月のピークが明瞭です(下図)。今年も例に漏れないのですが、随分と値が小さく静かです。今年はデントコーンの食害も始まりが遅く局所的で、例年より少なく済むかもしれません。コクワやブドウ、ドングリの豊凶はまだ無関係の時期に、どうした事情なのでしょうか。興味が尽きませんね。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

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