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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(2)

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北海道占冠村

■占冠村議会議長 児玉眞澄
皆さん、明けましておめでとうございます。占冠村議会を代表し、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
村民各位におかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、旧年中は議会に対しまして温かいご支援、ご指導、そしてご叱声を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
昨年の広報1月号での年頭のあいさつで万葉集の最終歌を引用し、コロナから脱皮をし、今年こそは吉事が続くことを願ったところでありますが、残念ながら元日早々にあの能登半島地震が発生し、多くの尊い生命が犠牲となり、そして1年を迎えたこの時期においても避難継続を余儀なくされておられる方もいらっしゃいます。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表すとともに被災された住民の皆さまには心からお見舞い申し上げます。我々は報道の減少とともにこの災害に対する意識が薄れ、ともすれば忘れがちになりますが、決して風化させることなく身近にも起きうることと、常に頭に刻み付けておく必要があると思います。
自然災害におきましては、今や全世界的な傾向でありますが、温室効果ガス、中でも二酸化炭素の増加により、昨年も猛暑が続き、住民の皆さんの生活や農作物等に多大の影響を及ぼしました。村内においてもクーラーを設置されたご家庭も多いと認識しておりますが、本年も同様の状況に至るものと考えられますので、くれぐれも熱中症にはご注意いただくようお願いいたします。
現在、全国の地方議会においては、議会の活性化を図るということから、さまざまな取り組みが議会改革の名の下に行われております。
管内の諸議会におきましても、議員報酬の見直しをはじめ、パソコンの貸与・議場への持ち込み、また、議会の映像中継等への取り組みが行われております。先進といわれる議会の真似事では意味がありませんが、当議会におきましても、時代に遅れることなく、即した対応は進めていく必要はあると感じていますので、議員間協議を通して一歩ずつでも前進したい、かように考えております。
また、議会の活性化事業の一環として継続しております村内中学生・後期課程生とのコミュニティ・スクール議会も昨年で7回目を迎え、当初の目的でもありました、より議会というものを知ってもらうことと、中学生らしい感性で村づくりを考えてもらうことから「模擬議会」として生徒が一般質問を行い、各議員が答弁をする形として開催いたしました。生徒が質問内容を取りまとめ、議場において本番さながらに質問、答弁を行いましたが、子どもたちの意見を聞く貴重な場であり、さらに議会を知ってもらう絶好の機会でもありますので、学校側とも結果を共有し、引き続き取り組むことができればと考えております。
村政において山積している課題は多岐にわたり、その一つ一つに取り組んでいかなければなりませんが、こうした中、我々議員個々においてもさらに研さんに努め、資質の向上を図るとともに、託された役割として、村民の福祉の向上および村政の発展に寄与することが責務と考えております。
どうか本年も議会に対し、さらなるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年が希望に満ちた幸多き年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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