■占冠中学校の1年を振り返る
4月5日(金)に新入生2人を迎え、全校生徒9人で令和6年度がスタートしました。今年度は養護教諭が不在となりましたが、大きな事故やけがもなく、生徒全員が元気良く学校生活を送っています。1年間を振り返ると、地域を含めた学校外の組織と連携した取り組みが数多くありました。その成果を皆さまにお伝えします。
▽今年も高い学力を維持!!
中学3年生の数学と国語の学力について調査する全国学力・学習状況調査があります。本校では、今年度も全国平均より10ポイント以上高い結果でした。さらに、中学卒業レベルとされている英検3級の取得率は、3年生100%です。アスペン市への短期交換留学事業もあり、英語への関心の高さがうかがえます。1月の短期留学では、400人以上のアスペン生の前で占冠村のプレゼンを英語で行いました。
▽総合的な学習「探求」を新設!!
生徒自らが課題を見いだし、解決をめざす力の育成に向けて、総合的な学習「探究」を新設しました。「占冠村について」をテーマにした伊達充寛さんは、「多くの観光客を呼ぶために」という課題を自ら設定し解決に向け、取り組みました。役場へ出向き、農地法など学校では学ぶことができない知識を学んできました。他の生徒も、教育委員の森田さんや静琴書道学院の講師の先生等、たくさんの方からご助言をいただきました。当日の発表では、生徒全員が堂々と発表することができ、「着目点も面白いし、よく調べられた内容で素晴らしかった」と参観者からたくさんのお褒めの言葉をいただいております。
今、本校では、生徒数減少に伴う教職員数減少への対策を考えています。教職員数の減少は、専門教科の教師不足や単式の学級数維持の困難につながります。来年度、教育の質を落とさず、生徒がより良い生活を送ることができる場所として中学校があり続けるために、これからも地域の皆さまのご協力やご支援をどうぞよろしくお願いします。
問合せ:教育委員会学校教育担当
【電話】56-2182
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