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自治体の皆さまへ

こんにちは! 名寄市地域包括支援センターです!

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北海道名寄市

今回は、名寄市立総合病院循環器内科医長の豊嶋医師から、心臓についてお話しいただきます。

昨年10月から連載してきた心不全シリーズも、早いもので8回目を迎えます。
皆さん、心不全のイメージがついてきたでしょうか?今回は基本に立ち戻り、心臓について考えて行きましょう。

■心臓のはたらきとは?
心臓は酸素を含んだ血液を、からだのさまざまな臓器に届けるポンプの役割を果たしています。1分間におよそ60から100回拍動し、毎分5Lもの血液をからだ中の臓器に運んでいます。

■心不全って何?
心房細動をはじめとする不整脈や狭心症、心臓弁膜症などにより心臓に異常を来した状態を心不全と言います。心不全の主な症状は、息切れやむくみ、体重の増加で、心不全はだんだん悪くなり、生命を縮める病気です。

■心不全の予後について
令和3年の日本人の死因の第1位は悪性腫瘍、いわゆるがんですが、第2位は心不全をはじめとする心疾患、第3位は老衰です。心不全は良くなったり悪くなったりを繰り返す病気で、心不全患者さんが診断から5年経過したときに生存している比率を表す5年生存率は、およそ60%と言われています。がんの進行度を表すステージは0期からIV期までの5段階で表され、数字が大きいほど進行したがんであることを示していますが、心不全患者さんの5年生存率はステージII期の胃がんと同程度とされています。

心不全はけっして予後の良い病気ではありませんが、心不全と診断されてもセルフモニタリングや自己管理を徹底することで、その進行を抑えることができます。住み慣れた土地で自分らしく暮らせるように、名寄市は医療と介護が連携して皆さんをサポートします。

次回は名寄市立総合病院外来 宮腰(みやこし)看護師から「早期受診のすヽめ」です。

問い合わせ:地域包括支援センター地域包括支援係(名寄庁舎2階)
【電話】01654(3)2111(内線3260)

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