■あけましておめでとうございます
輝かしい新春を市民の皆様と迎えることができ、大変嬉しく思います。
昨年はゴールデンウイーク明けから新型コロナウイルス感染症の位置づけが変わり、駐屯地創立70周年、なよろ産業まつり、てっしフェスティバルなどさまさまなイベントが大きく動き出す躍動の一年となりました。対面で人と人が触れ合うことの大切さを改めて実感しました。
今夏は記録的な暑さとなりました。お盆明け以降も連日30度を超えたことで、特に小中学校の授業に大きな影響が出る事態となりました。今後、スピード感をもってすべての普通教室にクーラーを設置してまいります。農業にも猛暑の影響はありましたが、生産者様のご努力もあり、大きな成果を挙げられたことに敬意を表します。地球規模での気象変動を名寄市としても問題意識を持ち、環境にやさしいまち、「ゼロカーボン」を目指します。
名寄市では、コロナ後の社会を見据え、デジタル技術”も”活用した地域振興を積極的に推し進めております。昨年は11月から電子地域通貨「ヨロカ」が導入され、さらには地域公共交通改革の切り札としてAI活用型オンデマンドバス「のるーと名寄」の運行がスタートしました。地域経済の好循環、住民サービスの利便性向上、市民同士のつながりの活性化のため、さらなる普及拡大と利用促進を目指します。
また、今年も冬のスポーツ大会が数多く開催されます。2月には知的障がいのある方たちスポーツ大会であるスペシャルオリンピックス冬季大会、3月には小学生から高校生までのノルディックジュニアオリンピックカップと、全国から多くのアスリート、関係者が訪れます。市民の皆様には、ボランティアや競技観戦などに積極的にご参加いただき、おもてなしの気持ちでお迎えいただければ幸いです。あわせて今年はピヤシリスキー場が開設して50年の大きな節目を迎え、1月の市民スキーの日に合わせて記念イベントが開催されます。新たに「スマートゲート(リフト自動改札機)」も導入されたスキー場へのご来場をお待ちしております。
ここ数年、農業者やクリエイターなど、名寄市に移住される方が少しずつ増えてきています。皆様とお話をすると、名寄市の自然の豊かさ、コンパクトで便利な都市機能、そして市民の温かさ、素晴らしさを改めて教えられます。その移住者のお一人である、あのミッキー・カーチスさん主演の映画「運命屋」が6月に上映されます。すべての撮影が名寄市で行われた本作品を通じてミッキーさんの素晴らしさ、そして名寄市の魅力が市民の皆様にも再認識され、全国に発信されることを期待します。
本年も北北海道の中核都市として、名寄市の果たすべき役割をしっかりと認識をし、時代の潮流を見据え、さまざまな事業を展開してまいります。
皆様の今年一年のご健勝とご多幸を、心からお祈り申し上げます。
名寄市長 加藤 剛士
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