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自治体の皆さまへ

ふくしのまちづくりについて No.1

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北海道和寒町

和寒町は誰もが住み慣れた地域で安心して生活できるように、「ふくしのまちづくり基本構想」を策定します。

(1)高齢者施設のいま

■建物の老朽化
「特別養護老人ホーム芳生苑」(建築後47年経過)および「老人デイサービスセンター健楽苑(建築後29年経過)」は老朽化が進み、維持していくために多額の費用がかかっています。

○特別養護老人ホーム芳生苑
本部棟・東棟(50床) S51建設
西棟(50床) S55建設
ショートスティ用居室(個室5室) H11整備

○デイサービスセンター健楽苑
(H6年建設)

■大規模改修ではなく建替えを
全面的に改修をすると、多額の費用が発生するとともに、改修期間中の入居されている方の居場所確保など課題が多いことから、新たな施設を別の場所に整備することが望ましいと考えています。

■利用定員の見直し
芳生苑の入居者は、令和5年3月末で定員100人に対し57人となっています。今後増えていく見込みはなく、これからの施設は、規模を小さくしていく必要があります。

(2)これからの福祉施設に求められるもの
■多様なニーズに対応する機能
高齢者だけではなく、障がいのある方、妊娠中の方、お子さんのいる家庭など多種多様なニーズに対応する機能を持つ福祉施設やサービスが必要とされています。

■町外流出を抑制
要介護状態になる前からお子さんの近くや医療体制の整備された都市の有料老人ホーム等へ入居される方(令和5年3月末:82人)が増えています。
安心して暮らせる機能をさらに充実させることで、長く住み慣れた町を離れることがないよう、町外流出を減らしていかなければなりません。

■自立に向けた複合的な経営
施設の管理運営をしている和寒町社会福祉協議会に対し、町では指定管理料(令和5年度予算額:1.5億円)を支出しています。
特別養護老人ホームとデイサービス事業の運営だけでは、介護従事者の確保と経営収支の黒字化を両立させることは非常に困難であり、介護サービス以外にも本町の持つ地域性や人的資源を活かした事業の創出などにより、将来の自立に向けた複合的な経営が求められています。

(3)これからどう進めるのか
■「ふくしのまちづくり基本構想」の策定
町民の皆さんや福祉関係機関などから意見を聴き、人口3,000人の本町の規模にあった望ましい福祉の姿を探していきます。
「誰を」対象に「何を」おこなうか、重要度と優先度を分かりやすくまとめるのが「ふくしのまちづくり基本構想」です。

■「中核となる福祉施設」の基本計画策定
高齢者施設の老朽化により、「中核となる福祉施設」の整備を急がなければなりません。
建設場所や施設の種類、規模、運営手法、概算事業費、整備スケジュールなどをまとめた「基本計画」を策定します。

■意見反映のため、町民の皆様にご協力をお願いします。
基本構想等の策定は、専門的な知識を有する事業者へ委託しておこないます。
基本構想に町民や関係機関の意見を十分反映させるため、受託業者が皆さんへ聞き取りなどをおこないますので、ご協力をよろしくお願いします。

■令和9年度の運営をめざして
注意)スケジュールは現在想定しているものであり、変更となる場合があります。
令和5年度中に策定する「ふくしのまちづくり基本構想」で描いた地域社会の実現に向けて、令和6年度以降に様々な施策を実施していきます。
また、「中核となる福祉施設」の整備については、できる限り早く着工できるよう、令和6年度以降に設計、令和8年度に建設工事、令和9年度中には運営できるよう進めていきます。(下図参照)

【未提出の方へ】「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」の回答にご協力をお願いします。

問合せ先:保健福祉課 ふくしのまちづくり推進担当
【電話】32-2000

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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