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自治体の皆さまへ

ふくしのまちづくりについて No,2

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北海道和寒町

誰もが住み慣れた地域で安心して生活できるように
みんなの思いを「ふくしのまちづくり基本構想」という見える形にするために

■和寒「まちあるき」 ~町民サミット講師たちが和寒町を散策~
町民サミット開催日の6月18日(日)午前中、講師や関係者が「まちあるき」として町内を徒歩で散策しました。
本町のふくしのまちづくりを検討するうえで、まちの成り立ち、普段町民が利用する建物、行動パターンなど「まず、この“まち”を知る」ことを目的として、事業受託者の「ゆうゆう・teco共同体」が企画したもので、講師の野澤和弘さんを始め、ファシリテーターの堀田聰子さん、田中伸弥さんの他、事業受託者が招いた道内外のまちづくりの実践者など総勢25名が参加しました。
町公民館を出発し、町職員の案内で大通りを南へ向かい、小学校や大通団地「延寿」の外観を眺めながら、時折、立ち止まって町職員へ質問をしたり、参加者どうし意見を交換していたりしました。
その後、こども館や保育所、かたくり荘、しらかば団地を巡り、本町の高齢者施設の現状を把握するため「芳生苑」と「健楽苑」の内部を視察しました。
芳生苑は感染症防止のため、小人数、短時間のみに限ることから、事業受託者、ファシリテーター5名が、施設の間取りや入居者の生活状況、職員の配置など専門家の目で現場を確認されました。
参加者は3,000人規模の小さな自治体の「まちなか」を実際に見てまわり、「まちの機能がコンパクトにまとまっている。」「道北の自治体の実態を肌で感じた。」「たくさんの宝物がある」「住民は普段どこに集まっているのか」など意見が出されていました。
公民館に戻ったのち、本町のふくしの方向性に関するミーティングが行われ、見聞を基に構想策定に向けたアイデアを練られていました。

■「第1回ふくしのまちづくり町民サミット」
6月18日(日)、午後1時30分から公民館恵み野ホールにおいて、今後の福祉のまちづくりについて、みんなで考えあう「町民サミット」を開催し、116名の方々に参加いただきました。
町長の「今日が新しいまちづくりのスタートです。」とのあいさつから第1部が始まり、事業受託者の事業説明を受けた後、野澤和弘氏(植草学園大学副学長)の「和寒町ふくしのまちづくりプロジェクトの意義と価値」と題した講演、馬場拓也氏(社会福祉法人愛川舜寿会)と金野千恵氏(建築家teco)による「福祉×建築×地域」の対談が行われました。
第2部は住民参加型のワークショップが10グループで行われ、様々な「和寒の良かった思い出やまちの風景」話に花を咲かせていました。
(詳しくは別誌をご覧ください。)

■認知症サポーター養成講座
本町では、町民に認知症を正しく理解し、できる範囲で地域の認知症の人やその人を取り巻く家族を支援してもらうことを目的に平成29年度から認知症サポーター養成講座を行っています。
例年実施している小学5年生と中学2年生を対象とした「認知症サポーター養成講座」は、「ふくしのまちづくり基本構想」策定に向けた児童生徒の皆さんからの聞き取りを兼ねて、事業受託者である社会福祉法人ゆうゆうの大原裕介さんがキャラバンメイト(講師)を勤めました。

《小学5年生 6月16日(金)》
「動画の主人公のように生き生きするためにはどうしたら良いか」というテーマに対し、「楽しいことをする。」「頼みごとをする。」「自分でできることはしてもらう。」「話を聞く」など積極的に意見が出されていました。
サポーターカードを受け取った児童は、満面の笑みで、「実際に高齢者と交流したい」と意欲を見せていました。

《中学2年生 6月26日(月)》
資料や動画を見ながら認知症の症状を学び、「自分のおじいちゃん、おばあちゃんにとって、どんな和寒だったら良いか」をグループで考えました。
「趣味ができるところがあれば楽しく過ごせる。」「買い物を頼める人がいたらよい」「様々な職場があるとよい」など活発に意見が出され、まちづくりを考える良い機会となりました。

●意見反映のため、町民の皆さんにご協力をお願いします。
基本構想に皆さんの意見を十分反映させるため、事業受託者が様々な集まりに顔を出したり、日常の中で聞き取りなどを行ったりしますので、ご協力をよろしくお願いします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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