◆話題の新着本
『ナゾトキ・ジパングHANABI』
青柳碧人/著
銀座の刀剣専門店を訪れた大学生・秀次と留学生・ケビン。その後、店に居合わせた男の遺体が発見される。遺体のポケットには、ケビンの名前の書かれたハンカチが…。日本文化×ミステリ。
『噓か真言か』
五十嵐律人/著
志波地裁に赴任した由衣は、阿古部長から「紀伊真言が噓を見抜けるかを見抜け」と課題を出される。紀伊は切れ者だが悪評も高い判事。由衣は紀伊が訴訟指揮をする窃盗事件の公判に臨む…。
『灯』
乾ルカ/著
札幌の高校2年生・相内蒼は、起業家の母と2人暮らし。誰とも関わりたくなく、興味がない彼女は、小学校の友だちだったらしいクラスメートの坂本冬子と、野球部の米田虎太郎と再会。蒼の世界を今、灯りが照らしはじめる…。
『春のほとりで』
君嶋彼方/著
初めて漫画を描いていると話せた友達。一緒に描こうと決めたのに…。「真白のまぼろし」など、学校の片隅で紡がれる、青とも春とも限らない日々を描いた連作短編集。
『鉄のほころび』
香納諒一/著
無人のはずの工場で爆発が起き、男が死んだ。花房京子が男の遺留品を辿り接触したのは、元公安警察の犯罪評論家・角松麻由子だった。だが、週刊誌が角松と男の決定的なつながりをスクープし、事態は予想外の方向に向かい…。
『雷と走る』
千早茜/著
幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして-。
『大きな玉ねぎの下で』
中村航/著
現代、ラジオの投稿仲間に失恋を励まされた女子美大生。80年代、代筆を頼まれた親友の文通相手が気になる男子高校生。爆風スランプの名曲と響き合う、もうひとつの約束の物語。
『少女には向かない完全犯罪』
方丈貴恵/著
ビルから墜落し死につつあった黒羽烏由宇。臨死体験のさなか、あと7日で消滅する幽霊となった彼は、両親を殺された少女・音葉に出会い…。何もできない2人が逃げ、考え、罠にかける!頭脳戦の楽しみに満ちた爽快な復讐譚。
◆今月のBEST本(8月の貸出回数上位本)
『六十路通過道中』
群ようこ/著
セルフレジに緊張、美容院探しに苦戦。迫りくる「おばあさん問題」は気になりつつも、今日も一日が無事に過ぎていく…。ささやかだけれど豊かな日常を綴るエッセイ。
『町なか番外地』
小野寺史宜/著
なぜか心が揺れる日は、あの番外地へ行ってみたくなる-。平凡な暮らしが揺れ始め、岐路に立つ4人が紡ぐ、行き違い重なりあう日々が新しく輝き出す物語。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>