生活習慣病予防や健康な生活を維持するための野菜摂取の目標量は1日350g以上とされています。
◆和寒町民の野菜の食べかた
・令和6年4月~9月の期間に健康診断を受診した方を対象に野菜摂取に関するアンケートを実施しました。
・大人も子どもも約75%に野菜不足の傾向がみられました。(下図参照)特に冬場は夏に比べて野菜の摂取量が少なくなるので、食べかたを工夫しましょう。
◆野菜の摂取目標量
野菜を1日350g以上食べると「食物繊維」や「カリウム」が摂取でき、生活習慣病予防に役立ちます。
○350gってどのくらい?
両手に山盛り1杯分
食物繊維のはたらき
小腸で糖や脂質にくっついて分解や吸収を遅らせる
↓
コレステロール、中性脂肪糖値の上昇を抑える
↓
糖尿病・脂質異常症を予防する
カリウムのはたらき
塩分の吸収を抑え、尿中への排出を促す
↓
血圧の上昇を抑える
↓
高血圧を予防する
参考:健康日本21(第3次)厚生労働省より
◆野菜を350g以上食べる方法
生野菜で食べるよりも、煮物や炒め物など加熱することで量(かさ)を減らすとたくさん食べられます。
人参など根菜類や冷凍野菜は食物繊維やカリウムを豊富に含み、冬も手に入りやすいおすすめの野菜です。
(1)味噌汁、スープに野菜を入れる
(調理例)
豆腐の味噌汁+大根・人参
コンソメスープ+冷凍ブロッコリー・キャベツ・人参
(2)メインのおかずに野菜を加える
(調理例)
鮭+もやし・人参→鮭のホイル焼き
鶏肉や豚肉など+玉ねぎ・人参・ピーマン→野菜炒め
【管理栄養士 田淵愛実】
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