◆冬に大地震が起こると強い揺れ、雪や寒さによるリスクが増大します。
○雪や凍結路に対する備え
地震の揺れによる屋根からの落雪や、雪の重みで家屋が倒壊するおそれが大きくなります。
落雪は人を巻き込む危険以外に、避難路をふさぐ原因にもなります。また、山沿いや傾斜地では雪崩にも十分注意が必要です。
冬季に避難する場合は、積雪や吹雪などにより時間がかかります。また、路面が凍結していると、避難中に転倒して負傷するおそれもあるため、慌てずに避難しましょう。
○火災に対する備え
冬場は地震による火災のリスクがより高まります。暖房器具の自動停止機能があっても、停電から復電すると電気ストーブやアイロン等の電源スイッチが入ったまま再通電することにより、接していた可燃物が過熱し出火したり、損傷した電気配線から漏電したりして出火する「通電火災」が発生する場合があります。避難の際は、ブレーカーを切ってガスの元栓を閉めるようにしましょう。
○寒さへの備え
普段の暖房器具が使えなくなることも想定し、ポータブルの暖房器具を準備すると安心です。
また、避難時に低体温症にならないため、防寒着や防寒靴、毛布、カイロなども用意しておきましょう。
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