◆話題の新着本
『帝国妖人伝』
伊吹亜門/著
京都・奈良をつなぐ法螺吹峠、ナチス勃興前夜のポツダム、魔都・上海…。那珂川二坊の赴く地に事件あり、妖人あり!『STORY BOX』掲載に書き下ろしを加え単行本化。
『怖いトモダチ』
岡部えつ/著
女は一体何者で、なぜ嗅ぎ回られているのか。本当のことを言っているのは誰なのか。16人のさまざまな証言をもとに、大人気エッセイストの正体にせまるミステリー。
『そして誰かがいなくなる』
下村敦史/著
大雪の日、大人気作家の御津島朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。招かれたのは作家、編集者、文芸評論家、そして名探偵。最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しく…。
『のち更に咲く』
澤田瞳子/著
藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。盗賊の首魁が死んだはずの兄だと聞いた道長邸勤めの女房・小紅は、盗賊の正体を追い始める。やがて王朝を脅かす秘密へと辿り着き…。
『悪魔の審判』
神永学/著
カニバリズム、白骨死体、議員自殺、カルト宗教団体。止まらぬ最悪事件の連鎖。自らを悪魔に貶める男と悪魔に縛られる者たち。この「悪魔」は事件に引き寄せられるのか、自ら事件を呼ぶのか?サイコサスペンス。
『有罪、とAIは告げた』
中山七里/著
東京地裁に勤める高遠寺円は、中国製のAI裁判官のテスト運用を担当することになった。AIの驚くべき精度に歓迎ムードが高まる中、18歳少年による父親殺しが起きて…。
『走無常』
田中芳樹/著
人にして冥府の公用を務める者あり。走無常と称う-。陰界の亡者を取り締まる“走無常”の活躍を描く短編4編とあの伝説の四兄弟乱入の書下ろし中編「天怪地奇人妖」を収録。
『博士はオカルトを信じない』
東川篤哉/著
幽霊がやったとしか考えられない!両親が営む探偵事務所の手伝いで不思議な出来事を目にした中2男子の晴人は、自称・天才発明家のアラサー博士にオカルト事件を相談するが…。
◆今月のBEST本(2月の貸出回数上位本)
『夜明けのすべて』
瀬尾まいこ/著
PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられない美紗は、パニック障害で生きがいも気力も失っている山添に当たってしまう。だが、おせっかい者同士のふたりは…。暗闇に光が差し込む、心に優しい物語。
『ともぐい』
河崎秋子/著
明治後期、人里離れた山中で犬を相棒にひとり狩猟をして生きていた熊爪は、ある日、血痕を辿った先で負傷した男を見つける。男は、冬眠していない熊「穴持たず」を追っていたというが…。
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