◆話題の新着本
『凍空と日だまりと』
あさのあつこ/著
5歳で光を失い、揉み療治を生業としているお梅。1年先まで申し込みが埋まっているが、今すぐ主の腕が動くように療治してほしいという武士が現れた。彼から「張りつめた者」の気配を感じたお梅は…。
『古本食堂』
原田ひ香/著
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった物語。
『魂婚心中』
芦沢央/著
死ねば推しと結婚できる-。死後結婚用マッチングアプリが普及した社会で、推しのアイドルの秘密のアカウントを見つけた女性がとんでもない凶行へと驀進する表題作など、全6篇を収録。情緒を狂わされるSFミステリ傑作集。
『猫と罰』
宇津木健太郎/著
かつて漱石と暮らした黒猫は、何度も生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世の悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、魔女を称する女店主が営む古書店へと迷い込み…。
『暗殺』
柴田哲孝/著
元内閣総理大臣が凶弾に倒れ、1人の男が捕まった。本当に“彼”が元総理を撃ったのか?真相は、1人の記者の矜持が明かすのか、闇に葬られるのか-。日本を震撼させた実際の事件をモチーフに描くサスペンス。
『六月のぶりぶりぎっちょう』
万城目学/著
密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまい…!?表題作ほか、洛中女子寮ライフを描いた「三月の局騒ぎ」の全2篇を収録。京都の摩訶不思議を詰め込んだ一冊。
『九人のレジェンドと愚か者が一人』
本城雅人/著
26年前、史上最高の逆転劇を演じた阪和バーバリアンズ。テレビ局が取材を進める中、あの試合中に起こった事件で犯人と疑われ非業の死を遂げたマネージャーの存在が浮かび上がる。
『首木の民』
誉田哲也/著
運転する車の中から血の付いた他人の財布が発見され、逮捕された大学客員教授。彼は「公務員を信用していない」と言い、取調べは進まなかった。一方、財布の持ち主を捜していた志村署の中田は…。
◆今月のBEST本(7月の貸出回数上位本)
『成瀬は信じた道をいく』
宮島未奈/著
知らぬ間に多くの人に影響を与えながら、我が道を突き進む成瀬あかり。幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており…!?「成瀬は天下を取りにいく」の続編。
『おひさま』
矢部太郎/画
天気になぞらえて編んだ、矢部太郎の漫画作品の場面集。描き下ろし漫画、「大家さんと僕」にまつわる描き下ろし絵画、矢部太郎へのQ and A・インタビューも収録する。
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