■皆さんで育んでいく施設に利用定員は45名に見直し
12月6日(金)公民館恵み野ホールにおいて、こどもからお年寄りまで愉しめる福祉施設の整備を考える、「和寒町ふくしのまちづくり町民サミット」を開催しました。
◆奥山町長あいさつ
今年も様々な機会で延べ300人の方々に参加いただきました。そこから出された町民の皆さんからの様々なご意見を参考にして事業構想や建物の計画がまとまってきました。今日も含め皆様のご意見・ご質問をいただきながら、このまちづくりをしっかりと前に進めていきたいと考えています。
◆中核となる福祉施設について
新たな福祉施設の整備と運営を担うこととなる社会福祉法人ゆうゆうの大原裕介理事長がこれまでの経過と基本構想の5つのビジョンについて説明。
「計画している特別養護老人ホームは建て替えだけではなく、子どもからお年寄りまで愉しめる拠点に」「色々な方々の力を借りながら、色々な方々が出入りする開かれた特別養護老人ホームに」「愉しいまちを作るためには、5つのビジョン(次ページ参照)を軸に町民の皆さんと拠点づくりを育んでいきたい」と語られました。
施設の基本設計を手掛けているteco株式会社の金野千恵代表取締役から、これまでいただいた意見や芳生苑健楽苑の職員の皆さんによる現場目線での検討を踏まえた建物の全体像をはじめ、部屋の配置模型や平面計画図が示されました。
新たな福祉施設には次のような機能を設けることが報告されました。
・『特別養護老人ホーム』 利用定員45名
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特別養護老人ホームの利用定員を見直しました。
施設での丁寧なケアを実現するため、人員の配置を効率化し、職員の夜勤負担軽減や孤立化防止を図っていきます。
《当初》1ユニット12名×4ユニット=48名
《見直し後》1ユニット15名×3ユニット=45名
・共生型短期入所介護(ショートステイ)
入退去のタイミングや入院などで空いている部屋を利用し短期間の預りサービス
・高齢者以外に障がいをもつ子どもや大人が利用できる共生型通所介護(デイサービス)
・訪問介護、訪問看護、居宅介護支援事業
・障がい者就労継続支援B型
・年齢を問わず絵画や工作などで使える『創作スペース』
・町民が勉強や仕事に利用できる『ワークスペース』
・キッチンを備えた『食の拠点』
・60~100人ほどが集まれる『中央広場』
・土間スペースや『ファーム広場』
※施設の居室以外は子どもたちも利用できる空間に
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