恒久平和を願い「広島市平和記念式典」へ

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町では、平成4年に「非核平和宣言」をし、終戦70周年を迎えた平成27年度から、平和記念式典に町民を派遣しています。
今年は大樹高校3年生の荒城栞大さんが8月6日の広島市平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)に参列し、ご遺族をはじめ、岸田文雄内閣総理大臣など多くの参列者とともに原爆死没者のご冥福を祈念しました。派遣を終えた荒城さんの報告を紹介します。

平和記念式典町民派遣事業に参加させていただき、核兵器の恐ろしさや戦争の怖さを感じるとともに、平和の大切さを学びました。
広島平和記念資料館では、子どもの名前を一生懸命呼ぶ母親、水を求めて川に飛び込み溺れる人、肌が赤くドロドロに溶けてしまった人など、無数の苦しんでいる人の様子が写真や絵に展示されていました。原爆が無差別に大量の命を一瞬にして奪ってしまう恐ろしさを痛感し、とても心が苦しくなり、二度とあってはならないことだと強く思いました。
広島市平和記念式典では、8時15分に黙とうが行われ、参列者全員が一体となって原爆死没者に祈りを捧げました。過去を伝え、平和な未来を創り上げていくことが私たちの責務だと感じました。実際に戦争を体験した人が少なくなっているので、今回の派遣で学んだことを少しでも多くの人に伝えていきたいです。