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地域おこし協力隊 長谷川彩の活動報告書 vol.36

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北海道大樹町

■大樹高校の家庭科の授業に潜入
私が学生だった頃の家庭科は、調理の基礎や栄養素を覚えたり、お裁縫でエプロンを作るといった家事の知識を養う科目(というイメージ)でしたが、現在では人生百年時代を見据え、高齢者福祉からSDGs、金融教育までも扱う多様なカリキュラムに様変わりしているそうです。
先日、大樹高校1年生の家庭科の授業内で私のキャリアについて話をする機会をいただきました。自分でも自分の仕事を一言で説明するのが難しく、成功した人生かと問われればそうでもなく、有名人でも何でもない私のキャリアの何が参考になるのか。話がつまらなすぎて寝てしまうのではないか(私だったら寝る)と半信半疑でした。
横浜に住んでいるのにわざわざ京都の大学へ進学し、途中スウェーデンに交換留学、卒業してからは新卒で入社した会社を1年で辞めて本の世界へ。表参道で働いていたのに今は北海道にいて、本屋もやって、挙句、韓国語を勉強して将来的に翻訳もやってみたいという数奇な人生を、高校生は予想以上に興味深く聞いてくれました。「好奇心よりも不安が勝ることはないか」「韓国語はどうやって勉強しているのか」「これからやりたいことは何か」「自分の好きなことを見つけるためにはどうしたらいいか」など質問もたくさんしてくれました。
これからは、自分の幸せを自分で定義して、自分の選択を自分で正解にしていくことができる時代です。まやかしの正解や平均、基準といったものに左右されず、豊かな人生を歩んでくれたらという気持ちが少しは伝わったのではないかな、と思っています。

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