■第30回全日本距離別選手権大会で3冠の快走
スピードスケートの国内開幕戦となる第30回全日本距離別選手権大会が10月20日~22日の間、長野県で開催され、出場した大樹町出身の堀川桃香さん(富士急行スケート部所属)が1,500mで第2位、3,000m、5,000m、マススタートで優勝し、大会3冠を達成しました。
1,500mでは自己ベストを2秒も更新する1分55秒94を記録、3,000mでは4分3秒96で大会新記録、そして5,000mでは7分1秒29という好記録をたたき出し、昨年末にマークした自身の国内最高記録を更新しつつの大会新記録となり、桃香さんにとって最高のシーズン開幕となりました。
この大会結果を受けて日本スケート連盟は桃香さんをスピードスケートのワールドカップ前半戦(第1戦:11月・帯広、第2戦:11月・中国、第3戦:12月・ノルウェー、第4戦:12月・ポーランド)の代表選手に選出しました。桃香さんはワールドカップ帯広大会について「家族の前で初めてJAPANのワンピースを着て滑ることができる。結果を出して喜ばせたい。」と意気込みを語りました。
■世界の舞台で堂々と!W杯帯広大会でパシュート金、3000m銀
11月10日~12日の3日間、ワールドカップ開幕戦が帯広市で開催され、桃香さんは女子団体追い抜きで優勝、3,000mで準優勝、1,500mで第6位と好成績を残しました。金メダルを獲得した団体追い抜きは、高木美帆選手(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃選手(ANA)とチームを組み、ワールドカップにおける日本代表としては4季ぶり、このメンバーでは初めての優勝を遂げました。
個人種目では、1,500mで1分57秒35の第6位、3,000mで4分3秒42の準優勝と、目標としていた「個人種目でのワールドカップ入賞」を開幕戦で大きく上回りました。
桃香さんは「いつも1、2戦が良くても疲れで以降は落ちてしまう。今年は同じくらいでいけるよう頑張りたい。」と話し、気を引き締めていました。
今シーズン最高の滑り出しを見せた桃香さん。今後の活躍から目が離せません!
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