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日本国内で麻しん(はしか)患者が増加しています

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北海道大樹町

今年4月下旬にインドから帰国後の30代男性が麻しんと診断され、同じ新幹線に乗り合わせていた東京都の30代女性、40代男性が麻しんと診断されました。また神戸市や大阪府でも感染者が確認され、5月末には釧路保健所管内で麻しんの感染者が確認されました。

■麻しんは極めて感染力の強い感染症!
・麻しんは感染力が強い感染症です。免疫を持たない人が麻しん患者に接すると9割の人が麻しんを発症すると言われています。空気感染によって広がり、感染者の呼吸器から排出された麻しんウイルスは空気中に最大2時間は存在するとされます。麻しん患者と近くで接していなくても、同じ空間にいるだけで感染することもあります。

■麻しんってどんな病気?
・麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛まつ感染、接触感染により、ヒトからヒトに感染が伝播します。感染してから概ね2週間後に発症し、発熱、鼻水、咳やのどの痛み、結膜炎などの症状と、その数日後から出現する全身の皮疹を特徴とする感染症です。
頬粘膜(ほっぺたの内側)にコプリック斑と呼ばれる白いザラザラとした砂粒大の斑点が見られることがあります。合併症は中耳炎、下痢、肺炎、脳症などで、特に肺炎や脳症は重篤な合併症です。
・麻しんは発熱が長く続き、体力の消耗が激しいため、4人に1人は入院を要します。

■麻しんの予防方法は?
・主に空気感染であるため、手洗い・マスクのみでは予防できません。麻しんワクチンを2回以上接種、または過去に麻しんに罹患したことがある方を除き、麻しんワクチンを2回接種することが重要です。
ワクチンは自分自身を守るためだけではなく、家族や周囲を守る効果があります。

■麻しんを疑う症状があった場合はどうすればよいのですか?
・必ず受診前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡の上、必ずマスクを着用し、速やかに受診してください。受診の際は、周囲の方へ感染させないよう、公共交通機関の利用を控えてください。

お問い合わせ:保健福祉課 健康係
【電話】6-2100

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