令和5年度の町の決算が、9月開会の第3回町議会定例会において認定されました。
納められた税金がどのように使われ、大樹町はどのような財政状況なのか、基金・町債の状況や財政指標とあわせてお知らせします。
■決算の概要
令和5年度の一般会計の歳入歳出決算の総額は、歳入が対前年比1億9,765万円の増、歳出も対前年比1億9,799万円の増となりました。
収入では、町税が10.4%の9億7,689万円で、寄附金なども含めた自主財源は、前年度から5.2ポイント上がり、42.8%の40億275万円に、地方交付税や国・道支出金などの依存財源は、57.2%の53億5,723万円になりました。
支出では、総務費(人件費・財産管理・宇宙のまちづくりなど)が34.6%の31億2,874万円、民生費(子育て支援・高齢者福祉・障がい福祉など)が10.1%の9億1,023万円になったほか、商工費(晩成の宿改修工事など)が4.4%の3億9,657万円となりました。
◆令和5年度に実施した主な事業
▽一般会計
・北海道スペースポート整備事業(滑走路延伸工事など) 6億6,662万円
・農業振興費(多面的機能支払交付金事業など) 1億9,907万円
・役場庁舎建設事業(外構工事) 7,741万円
・町道改良舗装事業(麻友3丁目線改良舗装工事など) 2,946万円
・水産振興事業(サクラマス養殖施設導入事業補助金など) 2,400万円
・電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援事業(水道基本料金免除など) 2,194万円
・大樹でかなえるマイホーム支援事業(12件) 970万円
・起業家等支援事業(6件) 935万円
■一般会計
〔歳入〕93億5,998万円ー〔歳出〕90億4,144万円ー〔差引〕3億1,854万円
▽町民一人あたりに換算すると?
決算額を人口5,273人で割り、町民一人あたりの経費と町税負担額を算出しました。
・町民一人あたりに使われたお金
一般会計 171万4,667円
・町民一人あたりが負担したお金
町税 18万5,263円
■特別会計・公営企業会計
特別会計は、全体で4,408万円のプラス
公営企業会計は、全体で2億7,892万円のマイナス
※公営企業会計における不足額は、損益勘定留保資金で補てんしています。
◆大樹町の基金と町債(令和5年度末)
令和4年度に比べると…
町の貯金にあたる基金 9,087万円の増
町の借金にあたる町債 6億5,173万円の減
▽基金(貯金)
・一般会計 40億5,448万円
・国民健康保険事業特別会計 4,993万円
・介護保険特別会計 1億1,397万円
※上記基金のほか、北海道市町村備荒資金組合に13億824万円を積み立てしています。
▽町債(借金)
・一般会計 87億9,788万円
・水道事業会計 5億2,512万円
・国民健康保険病院事業会計 6億5,248万円
・下水道事業会計 6億6,490万円
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