誤解は危険!
「高血圧の基準が緩くなったから薬がいらなくなった」と誤った解釈をしている方がいます。これはとても危険な勘違いです。
高血圧の基準は変わっていません。今一度、高血圧について確認しましょう。
■高血圧の診断基準
「診察室血圧140mmHg以上かつ/または90mmHg以上」「家庭血圧135mmHg以上かつ/または85mmHg以上」を高血圧といいます。脳卒中や心臓病を発症する危険性が高くなることから、世界中の学会やWHOが同じ基準に定めています。診察室血圧と家庭血圧に差がある場合、家庭血圧による高血圧診断を優先します。
■血圧のコントロール目標値
年齢や疾病によって、血圧の目標値は違います。
■家庭血圧の測定のタイミング
○朝
・起床後1時間以内
・トイレに行った後
・朝食前
・薬服用前
・座位1~2分の安静後
○夜
・寝る直前
・入浴や飲酒の直後は避ける
・座位1~2分の安静後
※血圧は1回の測定では判断できないため、家庭血圧をはかることが大切です。
高血圧治療ガイドラインでは「家庭血圧を指標として、降圧治療を実施する」ことを強く推奨しています。測定値は記録して、主治医に見てもらいましょう。
※健康係では、食事の相談、自動血圧計の貸し出し、血圧手帳の配布をしています。
お気軽にご利用ください。
お問い合わせ:保健福祉課 健康係
【電話】6-2100
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