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自治体の皆さまへ

農業委員会だより

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北海道大樹町

大樹町農業委員会広報委員会第6号

■年頭のごあいさつ
大樹町農業委員会
会長 穀内和夫

新年明けましておめでとうございます。皆さま方には、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
日ごろから、農業委員会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年は、農政の憲法といわれる「食料・農業・農村基本法」が制定から四半世紀ぶりに改正されました。食料自給率の向上をはじめ、食料安全保障の強化、農業の生産性や付加価値の向上などを大きな柱としており、今春には基本法の理念を具体化させる新たな「食料・農業・農村基本計画」の見直しが控えています。
また、令和5年4月から、地域農業のあり方を示した「人・農地プラン」が「※地域計画」に名称が変わり、本年3月までの策定が義務づけられました。農業委員会は「目標地図」の作成を担うこととされましたが、目標地図は、1筆ごとの農地を10年後にどの担い手に集積・集約するかを示した農地利用の将来図となるものです。大樹町農業委員会は、昨年7月の総会において目標地図の素案を決定し、現在、農政担当部局と連携し、計画の完成に向けて取り組んでおります。
私たち農業者を取り巻く環境は、昨今の国際紛争の影響を受け、穀物の需給ひっ迫や円安などによる、配合飼料や肥料などの輸入品、生産資材、燃料などの価格高騰が長く続いており、ますます厳しい経営状況に置かれていますが、農業者の代表として、これからも担い手への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進など、農地利用の最適化の推進に努めてまいります。
結びになりますが、本年が農業者の皆さまにとって実り多き年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。

■農業予算確保を求める「要望書」を提出
11月25日、大樹町に対して、次年度の農業予算確保などについて9項目、国および関係機関などに対する要請活動について6項目の要望書を黒川町長に提出しました。
要望内容を抜粋して掲載します。

◆大樹町への要望
○経営支援対策の強化について
農業者が長期的に安定して営農するため、牛の優良遺伝子の導入などに対する助成、畑作の生産技術向上に向けた取り組み、資材などのコスト上昇分の支援など、農業経営所得安定に向けた町独自支援を要望する。

○届出伝染病・法定伝染病対策について
今後もBVDーMDワクチンの接種が町内畜産農家全戸で実施されるよう徹底した指導を要望する。また、法定伝染病のヨーネ病は、ワクチンや治療薬がないため、その対応が大きな負担となっていることや、生乳などから人体への健康被害が無いことから、検査基準や期間などについて、生産者の負担が軽減されるよう早急な対策を要望する。

※地域計画とは
人・農地プランに、10年後の地域の農地利用の姿を明確化した目標地図を加えて、農地の集約化を計画的に行い、これまで農業者の皆さんが守り続けてきた農地を次の世代に引き継いでいくことを目的とした計画です。

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