●病棟業務の一日〔早朝編〕
早朝5時、その日一日のスタートとして入院患者さんのオムツ交換と体位交換から病棟の業務は始まります。その後、看護師と看護補助はそれぞれの業務へと分かれて動きます。看護補助業務は洗面やトイレ介助、ベッドからの車いすへの移乗介助、朝食提供と介助、再びオムツ交換と清拭へと流れていきます。看護師は患者さんのバイタルサインをチェックしながら全身状態を観察し、採血・採尿、排泄状況を確認していきます。一通りの動きが終わると記録をして決められた時間に施行するインスリン注射などを行います。8時の朝食配膳はあっという間にやってきて服薬を確認し朝食介助を行います。平日であれば医師の回診も朝のうちに行われ、私たち看護師は患者さんの夜間の状態を医師に報告しそれぞれの指示をもらって日中の医療や看護を提供していく流れになります。そして申し送りで日勤のスタッフへつなぎ夜間業務は終了します。
日が暮れる夕方に始まる業務は長いものの、時は流れ世間一般が動き出す頃に帰宅する安堵の思いはたくさんの方々の命を預かる看護業務ならではのことと感じています。
(文責 看護師長 田口美紀子)
お問い合せ先:天塩町立国民健康保険病院
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