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自治体の皆さまへ

編集後記

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北海道天塩町

♪いつも「広報てしお」をご愛読いただき有難うございます。広報担当の菅原・菅野です。
♪今月の表紙は町営牧場(高台地区)の入牧の様子です。この日は生後6ヶ月以上の乳牛と和牛計460頭が牧草地に放たれました。町の基幹産業となっている酪農ですが、その由来や語源は何だったのでしょうか。「酪」の漢字は酉と各から成り立ちます。酉(とり)は液体を入れる容器の象形文字で、その後「じっくりと時間かけて使える状態になる」という意味を併せ持つようになったようです。なので、じっくりと時間をかけて飲めるようになった水が「酒」なのです。また、西の方位という意味もあります。一方「各」は、もともと高い所から足を下向きにして降りるという意味があり、そこから「神霊が降りてくることを祈る」と意味するようになったようです。人類史における乳の利用加工の発祥は1万年前の西アジアで山羊の乳から利用されたのが起源とされています。ちなみにラテン語では乳のことをlac(ラク)と言います。発祥の地である西アジアでは、まず、乳を酸乳に加工し、それがチーズの原型になったようです。まとめると、「酪」とは西方から伝わった、美味しくなれ~と神に祈りながら、時間をかけて作ったものの意味が込められています。乳製品の多くが、原料の乳を得るための家畜の飼養から搾乳、発酵、濃縮、乾燥など多くの手間とじっくり時間をかけて作られます。だからこそ「酪」農といえるのではないでしょうか。
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