■多文化共生と「日本語」以外
10月30日夜、てしお温泉「夕映」多目的ホールにて町内で働きながら暮らしている外国人25名を招き研修交流会が開催されました。外国人雇用事業者の7名、そして吉田町長や野崎副町長をはじめ役場の職員を含めると計約40名が参加しました。「町内の外国人仲間どうしの顔を知る」「天塩町で暮らすための防災知識、生活知識を知る」研修は、通訳を交えず現場だけで繰り広げられました。デジタル技術を駆使する野口隊員がスクリーンいっぱいにベトナム語やインドネシア語などを表示する同時翻訳システムを投影し、言葉の壁を意識せずに進行できたからです。防災ハザードマップはスキャン型翻訳ツール(グーグルレンズ)を使いました。各テーブルでの会話は外国人のみなさんが日ごろ学ぶ日本語が飛び交い、また、その補助にもなるようスマートフォン用翻訳アプリケーション(ボイストラ)を使ってもらうなど、構える国際交流の場とは少し違う和気あいあいの場になりました。翻訳結果と口語が合わず、部分的に音声認識が困難なところもありましたがそれもご愛敬。流れが途切れず研修が進んだことは大きな意味で多文化共生でのまちづくりの一歩になったように感じられました。
ビンゴゲームの景品は日本らしいものを選びました。湯たんぽ、カイロ、日めくりカレンダーなど。「使ってますよー」という声を聞いてみたいと感じました。そうしたときに私が使う翻訳アプリケーション「ボイストラ」みなさんも機会がありましたらダウンロードして使ってみてください。町で働く外国人の方のみならず天塩町を訪れる観光客との会話、そしてご自身の旅行での会話が楽しくなること請け合いです。(三國)
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