■低温注意報について
上川・留萌地方では、1月下旬から2月下旬が一年で最も寒い時期となります。気象台では低温による農作物の被害(夏期)や水道管の凍結・破裂などによる被害(冬期)が発生するおそれがあるときに「低温注意報」を発表します。具体的な発表基準は、4月から6月と8月中旬から10月までは、平均気温が平年より6℃以上低い、7月から8月上旬は気温が14度以下が12時間以上継続など、稲作などの農業関係に影響を及ぼす気温が基準となっています。また、11月から3月までは最低気温が平年より12℃以上低いと予想する場合に発表しています。冬期間の低温は、上空に強い寒気が入る、冬型の気圧配置が緩み内陸部を中心に晴れて地表面の熱が奪われる放射冷却現象が起こるなどの原因で発生します。これまでの最低気温の記録は、旭川-41.0℃(1902年1月25日)と内陸部では-30℃以下、留萌-23.4℃(1985年1月25日)と海岸部では-25℃前後となっており、1月下旬から2月下旬に低温注意報が発表されると、厳しい冷え込みが予想されますので水道管の凍結・破裂などに十分注意が必要です。
お問い合わせ先:旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102
【URL】https://www.data.jma.go.jp/asahikawa/index.html
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