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協力隊通信

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北海道天塩町

■おのっぷ農園の仲間たち
「自分ができることで、必要とされることをしたい。」雄信内で農畜産業の傍ら、国内外から若者たちの農泊体験「おのっぷ農園」を運営する吉田哲弘さんはそう言いながら、農園滞在者たちの残した「滞在記」を見せてくれました。古いもので、2001年とあります。本格的に農泊(農作業等アルバイトをしてもらいながら食事と宿泊を提供)を始めたのは2005年くらいから。今では滞在者の半数以上はリピーターとなりました。少しずつ口コミも広まり、現在はほぼ紹介で滞在者スケジュールが埋まるとのことです。「滞在者のなかでも当時、写真家を志す大学生であった野口花梨さんとの出会いが大きかった。そこから日本大学藝術学部の学生や卒業生など、縁が広がった」と語る吉田さんは人との出会いを楽しみ、最近では自ら本州へ赴き滞在者との交流を深めています。キーパーソンである野口花梨さんの撮る写真と作品集「あたたかい身体」は現在、同じく過去に「おのっぷ農園」に農泊体験をした滝沢春奈さんの天塩に滞在中の思い出をペン画と詩で表現した作品集「波路はつづく、」とともに役場庁舎1階に展示されています。また、滝沢さんの同作品はてしお温泉「夕映」の1階ロビーにも展示しておりますので、お気軽に手に取ってみてください。さまざまな人を受け入れ、間接的に町おこしを支援する原動力を吉田さんがこう語ります。「若い世代の明るく元気な声を聞きたい。彼ら、彼女らの個性や感性を天塩町に届けたいといつも思う。」(三國)

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