●叙勲「瑞宝双光章」を受章
令和6年秋の叙勲にて、前天塩郵便局長の髙橋泰史さんが瑞宝双光章(郵政事業功労)を受章されました。11月13日、東京プリンスホテルでの叙勲伝達式で総務大臣より受章後、皇居にて天皇陛下への拝謁を賜りました。髙橋さんは昭和29年、占冠村生まれの南富良野町育ち。郵便局員として昭和47年、恩根内郵便局(美深町)に就き、平成12年より天塩郵便局長として着任し、平成31年まで48年間(天塩郵便局に19年間)郵便事業に奉職しました。同章は公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度等が評価され職務を果たした方が授与されます。郵政民営化(平成19年)以後、町外に移管した集配業務の町内へ再移管や業務品質向上、営業活動に尽力されました。
●認知症講座・上映会を開催
11月14日、福祉会館にて認知症講座・映画上映会が開催され昼の部22名、夜の部25名が参加し、認知症や介護をテーマにした映画「ケアニン~こころに咲く花」を鑑賞しました。昼の部では、(一社)天塩スポーツ健康づくりラボ代表・河上耕希さんによる左右の手指で同時に違う動きをする認知症予防シナプソロジー体験や、恵愛荘の砂原介護支援専門員による車いすの使い方の実演と体験、福祉用具の展示、介護相談が行われ、参加した60歳代の女性は「認知症や介護のありかたについて考え、体験できる機会でした」と感想を話しました。
●在住外国人との交流会
11月17日、てしお温泉「夕映」ホールにて町内の建設会社や福祉施設等で働くインドネシア、フィリピン、ベトナムから来た20~40歳代の外国人24名と町議会議員5名と外国人を雇用している事業者ら約40名が参加し研修交流会を開催しました。研修会では、日本の交通ルール、災害時の避難先、緊急時の連絡先や対応、ゴミの出し方などについて動画などを活用してレクチャーを行った後、日本語を楽しく学ぶゲーム形式のクイズ大会を実施。交流会では、餅つき体験を通じて懇親を深めました。天塩町には現在、約70名の外国人が働きながら生活をしています。
●ほっと!HOT!コンサート
11月22日、町教育委員会主催による「てしお ほっと!HOT!~コンサート~」が天塩中学校体育館にて開催され10代から70歳代までの町民45名が来場し鑑賞しました。演奏を行った「Ropossa Saxophone Quartet(ロポッサ・サクソフォン・カルテット)」は札幌を拠点に活動するサクソフォン四重奏4名グループ。ディズニーやジブリなどの馴染み深い作品や演歌メドレーなどの曲目を披露したり、4名の奏者が天塩町を訪れた感想や各パートの楽器について語り、交流を行いました。翌23日はメンバー2名が天塩中学校吹奏楽部員6名に演奏指導を行いました。
●啓徳小閉校記念式典
11月30日、令和6年度末(令和7年3月末)に閉校し天塩小学校に統合される啓徳小学校の「閉校記念式典」「惜別の会」が執り行われ、卒業生、雄信内地区の住民など約140人が出席しました。式典では、吉田町長が式辞にて「啓徳小を支えてきていただいた皆様に深く感謝いたします」と述べ、吉田久校長が「地域と共に歩んできた本校の思い出や絆が継承されることを祈念します」と挨拶。在校生11名による「お別れの言葉」、惜別の会では「啓徳ソーラン」の演舞、最後に開校から119年の歩み・卒業生1121人名簿をエンドロール形式で表現・製作した動画を鑑賞しました。
●郵便ポスト・てしお仮面で飾り
天塩郵便局正面に設置している郵便ポストが、12月から3月までの期間限定で表面に町のマスコットキャラクター「てしお仮面」の複数種類のステッカーで装飾されました。天塩郵便局の佐藤遵局長は、「年末年始を迎えるにあたり郵便局に来ていただく機会も多くなり、一方で寒さも厳しくなる時季なので、来局された方々にこのポストをご覧いただくことで少しでも温かく、明るい気持ちになってもらいたい。また、町外から来訪された方には、町のPRをしたい」と話しました。
●天高生、道経済産業局長賞を受賞
本年度、天塩高校2年生「総合的な探究の時間」での筑波大学・麗澤大学との高大連携ワークショップを通じて作成したマチづくりアイデア6作品を「内閣府地方創生☆政策アイデアコンテスト2024(高校生・中学生以下の部)」に応募。同部門全道51作品うち天塩高校6班(田中健吾さん、齊藤健さん、中野維敏さん、長山海音さん)の作成した作品「Teshio Sports Spots」を含む他校4作品が、北海道経済産業局長賞を受賞しました。12月2日、経済産業局齋藤総務企画部長らが来校し表彰式と関係者へのプレゼン発表会が開催されました。
●第16回地域福祉大会
12月8日、町社協主催で「誰もが生き生きと安心して暮らせるまちづくりを目指して」をスローガンに「第16回天塩町地域社会福祉大会」が社会福祉会館にて開催され、町民や高校生・関係者等130名が参加しました。表彰式では町社協より(株)阿部組へ感謝状、天塩町母子寡婦会へ表彰状が贈呈され、道社協より多年にわたり地域福祉活動の増進に寄与された菅原百合子さん、神田悟さん、加藤久雄さん、今野光子さん、吉田忠雄さんへ表彰状、赤い羽根共同募金運動に尽力した啓徳小学校に感謝状が伝達されました。その後、合同会社うぇるかむ代表社員・池田ひろみ氏を講師に「5年後、10年後、町での暮らしを考える」をテーマに講演が行われました。
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