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自治体の皆さまへ

令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(2)

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北海道奈井江町

【ご家庭への切なるお願い】
子どもたちの生活基盤は『家庭』です。子どもたちにとって、自分の育った“家庭が社会の縮図”になります。「学校」も「その他の活動」も、家庭があっての居場所です。まず、子どもたちの核となる『家庭づくり』を第一に考えてください。

◆教育の主役は、「子ども」と「保護者」!
教育は「子どもファースト」であるべきです。
そして、保護者は子どもを守り支える唯一の存在です。学校・行政・地域は、「地域の宝」である子どもたちを、共に守り育てていくパートナーではありますが、家庭でしかできないことがたくさんあります。今一度、家庭での教育について、考えていただきたいと思います。
◆正しい生活習慣を!
子どもの健やかな成長には、規則正しい生活習慣が基本です。子どもたちが夢や目標を持ち、自立していくためにも、「早寝早起き朝ごはん」「ゲームやインターネットのルールを決める」など、1日の時間を大切にする意識を育むことが大切です。
◆失敗は必要なことです!
みなさん、“子どもが失敗しないように、傷つかないように”と先回りをし、障害物を取り除いていませんか?
今は小さい子どもたちも、いつか大人になり、巣立たなければなりません。その時に、失敗した時の立ち直り方を知らなかったら・・・。
小・中・高校生時代、保護者が傍にいてあげられる時に、失敗を見守り、自分の力で解決することができる自信をつけさせてあげることが、とても大切なことです。
子どもが自分で立ち上がれた時、もしくは、立ち上がれなかった時、結果ではなくその過程を認めてあげることで、子どもは大きく成長していきます。

【行政の取り組み】
◆公設塾「ななかま」の開設
子どもたちの学習習慣・基礎学力の定着に向けたサポートや学びの楽しさを知ってもらうための体験活動等を行う場として令和3年5月から小学3~6年生を対象に公設塾「ななかま」を開設しました。
開設から3年目に入り、町にゆかりのある方を講師に招く「まちのせんせい」や自分の興味のあることをノートにまとめる「ななかまノート」に取り組んできました。
また今年度からは、算数の勉強の一環として、自分で自分だけの設計図を描き、木材を切り、組み立てる「鳥の巣箱づくり」を行うなど、学校の勉強ではできない取り組みを実施するとともに、文章題が苦手な子どもたちのために、つまずきやすい問題をピックアップし15分間集中して取り組む「ちょこっと授業」。そして、昨年度から引き続き「算数検定・日本語検定」への受検サポートなど、学習面のサポートも強化しています。
ななかまでは、こどもたちに「与える」のではなく、子どもたちが自ら「発見」し、「可能性を広げる」手助けを行っています。

◆夏冬休み中の「朝カツ!」
ななかま開設を契機に、奈小全校児童生徒を対象に、学習サポートに加え、通常の放課後学習時間ではできない知的好奇心をくすぐる特別活動を行っています。
朝カツで過ごす時間が、単なる暇つぶしの時間ではなく、目的をもった有意義な時間になるよう、教育委員会職員とななかま講師で時間割を作成しています。
現在、冬休み「朝カツ」の参加申込受付中です!今年の冬も、“心も体も健やかに”いろいろな体験をしましょう!

◆AI教材「Qubena(キュビナ)」本格導入!
昨年度、小中学校で子どもたち一人ひとりの学習進度に合わせた「個別最適な学び」「主体的・自律的な学び」を促すタブレット版教材として、AI教材「Qubena(キュビナ)5教科」の実証導入を行い、今年度、本格導入を行いました。
1人1台端末を活用して、AIが個人の習熟度を判断し、過去の学年の苦手分野まで遡って復習したり、逆に、得意な教科は、学年関係なく先に進むことも可能です。繰り返し使うことで、自分オリジナルの教材に仕上がり、より効率的な学びが可能になります。公設塾「ななかま」でも、本教材を活用した学習を実施していますし、自宅での家庭学習にも、どんどん活用いただければと思います!

◆長期休業前の「親学セミナー(兼朝カツ説明会)」
「ご家庭へのお願い」でも触れましたが、“子どもたちの生活の基本は家庭”です。そこで、長期休業前に朝カツ説明会を兼ねた家庭向けのセミナーを年2回開催しています。
家庭が抱える悩みなど、解決できることは少ないかもしれませんが、アドバイスや情報提供、保護者間の交流の場として定期的に開催しますので、ぜひご参加ください。

今年の冬休み前は『イライラandガミガミを手放して子育てを楽しむための「アンガーマネジメント」』をテーマに12月20日(水)開催します。
案内チラシは、学校をとおして配布しています。

◆これからも…
行政にできることはごく一部ですが、これからも「教育の主役である子どもたち」を思い、「家庭」と協創し合いながら、子どもたちをサポートしていきます。

問合せ:教育委員会教育支援係(公民館内)
【電話】65-5381

【地域全体で考える!】
◆「奈井江町学校運営協議会(コミュニティ・スクール)」発足!
昨年度、町民30名、こども会議委員15名から構成する「コミュニティ・スクール検討委員会を設置し、半年間に亘り意見をいただき、今年度、学校や地域、関係団体代表といった委員15名により「奈井江町学校運営協議会(コミュニティ・スクール)」を発足しました。「コミュニティ・スクール」は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組む「地域とともにある学校」・「学校を核とした地域づくり」を目指し、校長が定める学校運営に保護者や地域の声を積極的に反映しながら奈井江町に必要な特色ある学校づくりを進めていきます。
「コミュニティ・スクール」の活動は、「コミュニティ・スクールだより」でもお知らせしています。ぜひご覧ください!

「コミュニティ・スクール」問い合わせ:教育委員会文化振興係(公民館内)
【電話】65-5311

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