介護予防いろいろ

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■アルツハイマー病ってなんだろう?

▽アルツハイマー病
「アルツハイマー病」は、高齢者における認知症の原因のおよそ半数を占める病気です。進行性の脳疾患で、短期記憶能力が低下したり、できごと自体をすっかり忘れてしまうなどの症状が出ます。最終的には、食事や排せつなど日常生活動作にも影響を及ぼします。

▽原因と治療
脳内にアミロイドβというたんぱく質が蓄積し、神経細胞のネットワークが壊れることで発症するとされています。
進行を遅らせる数種類の薬が一般的に使用されていますが、残念ながら特効薬はまだありません。今年7月に根本原因を除去する治療薬が正式にアメリカで承認されたばかりで、効果や副作用、価格など不明なことも多く、日本で実用化されるまでにはまだ時間がかかりそうです。

▽アルツハイマー病とのつきあい⽅
2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されており、そのうちの半数以上を占める「アルツハイマー病」は決して珍しい病気ではなくなっています。進行性の病気ですが、診断されたからといって、何もできなくなるわけでも人生が終わりになるわけでもありません。できなくなることばかりに目を向けず、「それでも～ができる」という気持ちが大切です。

◎9⽉は世界アルツハイマー⽉間です。毎年全国で、認知症の理解を深めるためのさまざまなイベントが開催されています。

問合せ：地域包括支援センター
【電話】65-2119