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フィンランド ハウスヤルビ町訪問団 活動報告

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北海道奈井江町

「福祉のまちづくり」を実践する先進都市との交流を目的として始まった当町の国際交流事業。1995年4月にハウスヤルビ町において友好都市提携の調印を行ってから、節目の30年を迎えることになりました。
今年は、9月26日から10月4日までの日程で奈井江町からフィンランド・ハウスヤルビ町へ向けて訪問団が派遣されました。訪問団の報告書から一部を抜粋して掲載します。
※訪問団メンバーは本紙をご覧ください。

●9/26 奈井江町を出発!!
新千歳空港から羽田空港を経由し、フィンランドへ向かいました。

●9/27 フィンランド到着! 歓迎レセプション
歓迎レセプションでは、進行役のカティ・スメッツ副議長から歓迎の言葉をいただき、また、学生たちがホームステイでお世話になるホストファミリーの紹介が行われました。ホストファミリーを含め、暖かなフィンランド料理を囲い、しばしの歓談を楽しみました。

●9/28 エゾヤマザクラの植樹
ハウスヤルビ町内オイッティ地区の公園において、交流30年を記念して当町より寄贈したエゾヤマザクラの植樹が行われました。
あいにくの雨模様でしたが、桜花爛漫な未来への願いを込めたすばらしい植樹となり、両町の絆が一層深まるものとなりました。
続いて、刻には国際交流ゆかりの総勢37名が臨席するなか、友好都市交流30年記念式典が開催されました。式典では、急用により欠席となった、リスト・ティーッパナ議長からのメッセージが、代行のアロヴォッリ町議会理事長から披露されました。「30年もの間交流が続いてきました。両町では、おかれている状況は違えど、チャレンジすることは同じです。これからも尊敬しあいながら、交流が続くことを願っています。」と力強く述べられました。
会場には、当町へ訪問歴のある懐かしい顔ぶれがあり、それぞれの思い出話で溢れていました。

●9/29 フィンランド式おもてなし
ホームステイ先から学生たちと合流し、ハウスヤルビ町職員やホストファミリーも交えての交流会が町営キャンプ場で行われゲームやサウナを通して交流しました。
交流会では、フィンランド発祥の伝統的なスポーツであるモルックを、両町の子どもと大人の混合チームで、競い合いました。
スポーツには、世代や言葉の壁はなく、ゲームに一喜一憂する楽しい時間を過ごすことができました。

●9/30 行政運営を学ぶ
ハウスヤルビ町の庁舎に訪れ、行政に関するプレゼンテーションを受けました。ハウスヤルビ町の抱える問題も、当町と同様に少子高齢化と若者の都市部への流出となっており、如何に人口を増やしていくか、如何に企業を誘致するかが行政の喫緊の課題となっています。
また、フィンランドでは、ヘルスケア(医療制度)の格差是正や増大する費用を抑えることなどを目的に社会保障の大改革が行われ、これまで自治体が担ってきたヘルスケアは、国の制度の中で、広域(郡)が担うようになりました。
他に、ハウスヤルビ町では、介護サービスの委託を自治体単位から広域(郡)単位に切り替えるなど、サービスの質を落とさず、コストを抑制する取り組みが行われています。

●10/1 教育施設視察(リュッティラ学校・エスコ学校)
リュッティラ学校に併設されている保育所では、現場の現状や子どもたちの様子を視察。フィンランドでは、子どもの保育を受ける権利が保障され、親が仕事をしていなくても保育所を利用することが可能です。
また、特別支援学校が併設されているエスコ学校も視察。特別支援学校の児童たちは普通学校と同様に、障害者法により、学童保育が利用可能となっています。全員タクシー通学をしており、料金は、義務教育の時間帯であれば公費負担になります。

●10/2 ベンダーズ社・トランス・ファーム社視察
企業視察としてベンダーズ社とトランス・ファーム社を訪問。ベンダーズ社は、主に建材や外壁用のガラス・金属類を製造しており、トランス・ファーム社は、香辛料として使われる「クミン」と、油やプロテインの材料となる「ヘンプシード」を製造し、世界中に輸出しています。

●10/3 日本大使館訪問
大使館では、岡田大使をはじめ職員たちに暖かく迎えられ、1時間という短い時間でしたが、ハウスヤルビ町との交流が30年もの長きにわたり続いていることに評価をいただくなか、今回の滞在期間中に学び・感じ取ったことなどを訪問団員それぞれが報告しました。

●10/4 奈井江町に帰町!
訪問団の皆さんお疲れ様でした!

訪問団の報告書は、後日、町ホームページに掲載しますぜひ、ご覧ください

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