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法テラス江差通信

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北海道奥尻町

■退任のご挨拶
法テラス江差法律事務所に着任したのは2年前の1月1日でした。檜山地域のホワイトアウトや強風の洗礼を受け、楽しみではありながらも少し不安を有しての着任。しかし、そんな不安もすぐに吹き飛びました。檜山の人たちは会う人会う人、気のいいひとばかりです。そしてどこで何を食べてもご飯が美味しい。この2年の間に、すっかり愛着が湧きました。
また、この2年間、多くの相談や事件を受ける中で、対立当事者を含めていろいろな意見に触れてきました。その多くは、しっかり話を聞けばどれも「その立場に立てばもっとも」といえるものでした。この国のルールが、「揉めたら法律で解決」である以上、法律で導かれる結論に悔しい思いをする方もいたと思いますが、法律によって導かれる結論は何らかの善悪を決めるものではないということはお伝えしておきたいと思います。
さて、今年の1月1日、令和6年能登半島地震が起きました。発災時、私は地元の石川県金沢市におり、色々なものが棚から降ってくるという経験をしました。金沢の被害は大きくなかったものの、地元が震災被害に遭うということに大きなショックを受けました。しかし、檜山に戻ってきてからほどなくして、檜山の方々が能登へ復興支援に行っているという話を聞き、また、至るところで募金箱と、そこにたくさん入った義援金を目にしました。そこでも改めて、檜山の人の温かさを感じたものです。僭越ではございますが、石川を地元に持つ者の一人として御礼を申し上げます。
檜山では本当にたくさんの方々にお世話になりました。この場をお借りして、公私で関わってくださった皆様に御礼を申し上げます。
4月1日付で、茨城県の下妻より樋口直久(ひぐちなおひさ)弁護士が着任します。今後とも法テラス江差をよろしくお願いいたします。
(法テラス江差 弁護士 松田明子)

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