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北海道妹背牛町

■新谷行弘(しんたにゆきひろ)さん(1区)
◇柔和な笑顔で「商品+自分」を売り込む創業103年の4代目
町内唯一の食品スーパー「フレッシュマートしんたに」を運営する「有限会社 新谷商店」の代表取締役に4月、前社長の次男・新谷行弘さんが就任しました。1920年(大正9年)創業の4代目がお客や仕入れ先に手渡す名刺の裏側には、「笑売(しょうばい)」の2文字。目じりの下がった表情と物腰の柔らかさで「商品と自分を売り込みたいです」と張り切っています。
旧妹背牛商高を卒業後、ビンテージの古着や接客が好きな新谷さんは東京都内の洋服店に勤めました。
17年前に帰省すると、先輩の商店主から「商売だけではなく、地域に溶け込める活動を」とのアドバイスを受け、消防団に入団。商工会では青年部の副部長と部長を計10年間務め、現在は理事として活躍しています。
個別の配送を電話とファックスで受け付ける、農村地域に密着したスーパーの店内は、お客同士が知り合いになれるアットホームな雰囲気。「会話を楽しむ光景を見ていると、自分も元気をもらえます」と、先代から受け継いだ年代物の前掛けを着けて会計のレジにも立ちます。
「時代の流れに左右されない経営基盤を築きたいです」。コロナ禍を経験した老舗スーパーの代表は、103年の歴史を重んじつつ、新たな挑戦にも前向きです。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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