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紫外線と健康への影響

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北海道妹背牛町

紫外線による健康影響には、日焼けなど急性のものと、長年にわたる蓄積により皮膚がんなどの病気になるリスクを高めるといった慢性のものがあります。紫外線には、体内でビタミンDを作るなど良い役割もありますが、一方で悪影響をもたらすことがあるため、正しい紫外線対策を行うことが大切です。

◆紫外線とは
太陽光は、可視光線のほかに目に見えない赤外線や紫外線が含まれています。そのうち紫外線は地表に届く光の中で最も波長が短いものです。紫外線は波長により、UV-A/UV-B/UV-Cに分類されます。
・UV-B…大部分は大気層(オゾンなど)で吸収されますが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に影響を与え、日焼けや皮膚がん、眼の障害の原因となります。
・UV-A…UV-Bほど有害ではありませんが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されています。日焼けサロンで使用されているのはこの紫外線です。
・UV-C…波長が短く地表には到達しません。

◆紫外線の人体への影響
(1)皮膚への影響
…日差しを浴びることで日焼けをします(人により、赤くなったり黒くなったりします)。日焼けは紫外線による皮膚の損傷ですので、これが過度に進むと皮膚のコラーゲン線維が損傷するためにシミやシワ、さらに皮膚細胞のDNAが障害されるために良性・悪性の腫瘍(がん)が発生する下地となってしまいます。

(2)目への影響
…強い紫外線を目に浴びると紫外線ばく露による刺激が原因となり、目に炎症や白内障等の視力障害を起こすことがあります。

(3)子どもへの影響
…細胞分裂が激しく成長が盛んなため、大人よりも紫外線に対して敏感です。とくに18歳未満の日焼けは、後年の皮膚がんや目のダメージ(とくに白内障)発症のリスクを高めます。適度な日光浴は必要ですが、過度な日焼けには注意しましょう。

◆健康への悪影響を防ぐために
(1)紫外線をできるだけ浴びない
…紫外線の強い正午前後の外出はできるだけ避けましょう。曇りの日も同様です。ハイキングなど標高の高い場所や緯度が低いリゾート地などに出かける際はより注意が必要です。

(2)日傘を使う、帽子をかぶる、衣服で覆う
…紫外線をさえぎり身体を覆うのが一番効果的です。日傘やつばの広い帽子、色が濃い衣類は紫外線の防護に役立ちます。

(3)紫外線カット機能を持つサングラスをかける
…サングラスや紫外線カット眼鏡を適切に使用すると、目へのばく露を90%カットすることが出来ます。

(4)日焼け止めを上手に使う
…顔など衣類などで覆うことのできないところは、日焼け止めを使うのが効果的です。

(5)バランスの良い食事をして体調を維持する
…日焼けは細胞のダメージですので酸化防止作用のあるビタミンCやビタミンEを意識して摂取しましょう。

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