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― 敬老特集 ― 地域で活躍するシニア世代(1)

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北海道妹背牛町

9/16の敬老の日に合わせて、キラリと輝く高齢者をご紹介します!

■敬老会
9/3 総合体育館
長年にわたり、地域の発展を支えた皆様にその敬意と感謝の気持ちを表す「敬老会」が9月3日、町総合体育館で開かれました。
出席者たちはアトラクションや世間話を楽しみながら有意義な時間を過ごし、折り詰め料理を持ち帰りました。

◇対象者814人を招待
今年は、町内に住む75歳以上の814人(男性318人、女性496人)を敬老会にご招待しました。
このうち、大正15年(1926年)に生まれた白寿の方は7人、昭和12年(1937年)に生まれた米寿の方は35人が該当しました。
当日の出席者は258人で、白寿と米寿の方たちは胸に白いリボンを付けて式典会場に入場しました。

◇太鼓演奏、遊戯で祝福
式典では、主催者の田中一典町長が「人生100歳時代と言われる中、皆様が安心して暮らせる住みよいまちづくりを進めていきます」とあいさつ。町議会の廣田毅議長、社会福祉協議会の中易猛会長がお祝いの言葉を述べました。
続いて、「もせうしこがね太鼓」が勇壮な太鼓演奏、認定こども園妹背牛保育所の園児がかわいらしい遊戯を披露し、出席者を楽しませました。

◇〔祝〕
めでたく白寿を迎えた武田スヱノさんは、赤いバラ柄の衣服に身を包んで式典会場に入場。今も外出時は歩いて移動するといい、健康の秘訣について「好き嫌いなくよく食べて、よく寝て、よく遊ぶこと」と、笑顔で話します。
武田さんと、同じテーブルの席に座った田村ヒロ子さんはご近所さん同士。米寿を迎え、この日が誕生日という田村さんはお祝い事が重なり、周囲から祝福を受けました。

■100歳バンザイ!!
100歳の長寿者を祝う記念行事が9月12日に行われました。妹背牛町内の対象者は5人。このうち在宅の2人には、田中一典町長がそれぞれのご自宅を訪問し、内閣総理大臣名義の祝状と記念品の銀杯を届けました。
自宅で出迎えたのは、ともに1924年(大正13年)生まれの髙見露子さんと大井よみ子さんの2人。田中町長から「いつまでもお元気で」と祝福を受けると、2人の顔から笑みがこぼれました。
髙見さん宅では、長男の一かずやさんも交えて、記念写真を撮影。健康の秘訣について、露子さんは「食べることが好きですね」と話しました。
一方、大井さん宅で、記念品を受け取ったよみ子さんは「こんなに立派なものをいただけて、とてもありがたいです」と、感謝の言葉を述べました。

■かかし大会に初めて参加
妹背牛町老人クラブ連合会は、10月5日に中心市街地で開かれる「第16回創作かかし大会」に初めて参加します。
メンバー同士が気軽に集まれる機会をつくり、地域のイベントを盛り上げようと、三役6人がかかし作りに挑戦。開催日を1カ月後に控えた9月6日、会長・中易猛さん宅の倉庫で作業を始めました。
制作するかかしは、役員で話し合い、ある人気アニメのキャラクターに決定。役員たちは親戚の漁師から浮き玉を譲り受けるなど、各家庭から持ち寄った廃材を活用して、かかしの土台を作りました。
元農家の男性は、電動工具の扱いにも慣れた様子。顔に見立てた浮き玉に、目や口などのパーツが付けられていきます。表情豊かなかかしの正体は、当日の会場でお楽しみください。

■詩吟の世界に魅せられて
深川吟詠会妹背牛道場の北井欣一さんは、詩吟を続けて45年の師範(総伝)です。
当時、内気な性格だったという北井さんは、人前で喋ったり、張りのある声を出せるようにするため、町役場の現役職員だった1979年(昭和54年)に道場の門を叩きました。
詩吟は、和歌や漢詩などを独特の節回しで吟ずる日本の伝統芸能。北井さんは、その時代背景や情景、作者の想いを解釈し、声の強弱や音域を独自に表現する詩吟の奥深さにのめり込みました。
会員たちから“先生”と呼ばれることを恥ずかしがる北井さんは「詩を作った人の気持ちを表現することは難しいですね」と、師範になった今もひたむきな姿勢で研さんに励みます。
北井さんは妻・純子さんの名前を使った「岳純」の雅号で活躍中です。

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