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特集 ― 未来へつなぐ子ども議会

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北海道妹背牛町

妹背牛小学校の6年生10人が“一日議員”となり、町長らにまちづくりへの課題やアイデアを投げかける「子ども議会」が9月19日、町議会議場で初めて開かれました。
登壇した10人のうち2人は、議長として議会の進行にも挑戦。一般質問では、大型商業施設の誘致や除排雪を利活用したイベントの開催など、町を盛り上げるアイデアを堂々と発表し、理事者や担当課長らが丁寧に答えました。子どもたちの質問内容を発表順に掲載します。
また、子ども議会の内容をまとめた学習発表会の演目「未来への提言」については、広報12月号で紹介します。

◆1番 山田進士郎(やまだしんじろう)議員
[質問]妹背牛のまちづくりで一番大切にしているポイントは何ですか?

[答弁]一緒に住んでいる町民一人ひとりと心を通わせて、対話重視のまちづくりを進めています。

◆2番 坂上倖涼(さかうえこうすけ)議員
[質問]24時間営業のコンビニエンスストアがあれば、便利だと思います。

[答弁]町内にあるコンビニエンスストアは来年、中心部の十字街に移転する予定です。その際、関係者に24時間営業の希望があることをお伝えします。

◆3番 田中琉貴(たなかりゅうき)議員
[質問]公共料金の補助を行うことで、町民の負担を減らし、移住者の増加にも期待できます。

[答弁]全ての家庭に補助することは金銭的に難しいですが、移住・定住を目的とした取り組みを続けて、皆さんが住みたいと思える町にしたいです。

◆4番 柴崎結音(しばさきゆいと)議員
[質問]町内に文房具を買えるお店がないです。ショッピングモールのようなお店があれば、活気づくと思います。

[答弁]ショッピングモールは、都会的で高い経済効果を期待できる一方、田舎暮らしに憧れを抱く人もいます。妹背牛に魅力を感じ、仕事を始めてくれる人に向けた補助を行っています。

◆5番 石原旺雅(いしはらおうが)議員
[質問]妹背牛診療所で子どもも診察してもらえるようにしてほしいです。

[答弁]風邪やけがの診察、車での送迎サービスも行っているので、まずは診療所に電話相談をしてください。

◆6番 山本羽菜(やまもとはな)議員
[質問]もっと高齢者と子どもたちが関わり、触れ合える機会を増やしたら良いと思います。

[答弁]敬老会や野菜の収穫体験、知恵伝承事業、もせっこ寺子屋の勉強など、さまざまな場面で交流しています。

◆7番 十亀結愛(そがめゆあ)議員
[質問]公園内にキャンプ場をつくると、ほかのまちからの観光客が増えると思います。

[答弁]すばらしいアイデアですが、24時間利用可能なトイレや駐車場の整備などにとてもお金がかかるので、現時点ではコテージなどを利用していただきたいと思います。

◆8番 佐々木真央(ささきまお)議員
[質問]妹背牛の名物を販売する道の駅をつくれば、今よりもにぎやかなまちになると思います。

[答弁]道の駅ができれば、誰もが行ってみたいと思える観光拠点になると思います。町の特産品をPRし、幅広い世代が楽しめるような町づくり計画の参考にします。

◆9番 大井渉睦(おおいあゆむ)議員
[質問]妹背牛に立ち寄ってもらえるよう、道道47号線に目立つ看板をつくれば良いと思います。

[答弁]ご指摘のとおり、看板は目立つ必要があります。今後、看板を塗り替える時には、小・中学生からデザインのアイデアをいただくことも検討します。

◆10番 筒井結莉(つついゆうり)議員
[質問]除排雪を活用した冬のイベントは、ほかのまちから人を呼ぶきっかけになると思います。

[答弁]イベント会場への雪の運搬と撤去にもお金がかかるほか、道路の雪はスリップ防止の砂や汚れも含んでいるため、活用は難しい状況にあります。冬にはカーリング大会などがありますので、その際に町の魅力をPRしていきたいです。

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