■私の映画は妹背牛が舞台!
地域おこし協力隊 ズオン・ティ・フオン
ベトナムにいた時のある日、北海道を舞台にした「目を閉じれば夏が見える」という映画を見て、私は日本に興味を持つようになりました。
主人公のベトナム人女性は、幼いころに生き別れた父親を探すために北海道の東川町へ。そこで日本人男性のカメラマンと出会い、切ない恋に落ちました。
映画は、自然豊かな北海道の景色とともに、国を越えた心のつながりを伝えています。「私もこんなステキな場所で生活したいなぁ」と思い、北海道に留学することを決めました。
北海道に来てからは映画に登場するような場所に足を運び、旭岳の美しい景色や山頂に登った時の達成感は、言葉で表せないほど感動しました。映画に出演した日本人の陶芸家にも会い、一緒にベトナムのお正月を過ごした時間は私にとって忘れられないです。
昨年10月に妹背牛町へ来て半年が過ぎました。時間の流れは早くてあっという間です。昔、私はあの女優みたいに素晴らしい男性と知り合えたらいいなぁと思いましたが、最近気づいたことがあります。
人生は、私だけの特別な映画であり、その主人公を演じています。
今日も明日も向日葵のように明るくて前向きに一秒でも満喫したいと思います。妹背牛町にいる期間、ここで出会う人たちと映画のワンシーンのようなステキな時間を過ごしたいと思っています。
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