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特集 – わが町の安全を守る消防団(1)

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北海道妹背牛町

「第76回北空知連合消防演習」(北海道消防協会空知地方支部北空知分会、深川地区消防組合など主催)が7月11日、妹背牛町内の消防庁舎前と道道深川雨竜線の会場で開催され、管内1市4町の消防団員が日ごろの訓練の成果を披露しました。
北空知の演習が妹背牛町で開催されるのは、2013年以来11年ぶり。消防職団員の技術・資質向上と士気の高揚、地域住民に対する防火思想の普及を目的に、コロナ禍を除いて毎年、管内各地で開催されています。
演習は、「規律訓練」「ポンプ操法」「出動訓練」「放水訓練」の順で行われ、各市町の消防団員が息の合った動きを披露し、連携を深めました。

■消防演習グラフ
・出動・放水訓練
・入場分列行進
・規律訓練(中隊訓練)
・精勤章・表彰式
※写真は本紙をご覧ください

■消防団長のお話
妹背牛消防団は毎月の定例出動訓練で、消防・救助活動の研さんに励み、団員同士が専門的な知識と技術を高め合っています。
訓練は、消火活動のほか、解体予定の建物を破壊したり、水害時に使用する新しい装備品の使い方を学ぶなど、実践的で特色ある内容です。
年齢や職業も異なる団員たちですが、緊張感に満ちた訓練を終えると、和やかに会話を楽しむほど仲が良く、結束力が高いことも妹背牛消防団の自慢です。
妹背牛町の消防演習では、関係機関の協力を得て公道を活用しており、沿道で見学される方たちに火災予防を呼びかける機会にもなっています。

■地域防災の要
妹背牛消防団の永い歴史をたどると、前身の公設妹背牛消防組が大正7年6月に発足して以降、自治体消防への移行や深川地区消防組合の発足など幾多の変遷を重ねてきました。
今年で設立から106年を迎えた消防団は現在、50人の団員が日ごろの訓練に励み、地域住民の生命と財産を守るための技術と思想を高めています。

■過去の訓練や地域行事への参画
▽2022年8月 建物の破壊訓練
解体予定の空き家を活用した実践的な破壊訓練。建物内部に人が取り残されていることを想定し、エンジンカッターでドアを破壊して要救助者の脱出経路を確保しました。

▽2022年9月 土のう袋を使った水防訓練
河川の氾濫をせき止めるための土のう袋を活用した水防訓練。砂を入れた布袋50袋をブルーシートに敷き詰めて強度を高めました。
くいが打てないアスファルトでの作業も想定し、土のう袋をシートで包む方法も学びました。

▽2023年3月 AEDを使った救命講習
専用の人形とAED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生法の訓練。救命処置が必要な場合に備え、心臓マッサージの方法などを学びました。

▽2023年8月 もせうし町民まつり
地元のイベントで消防活動をPR

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