【特集】室蘭市町内会・自治会活性化基本方針を策定しました

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～町内会・自治会のめざす姿と未来へつなぐ組織づくり～

町内会・自治会活性化基本方針は、今後の町内会・自治会を地域住民や事業者、団体、市などがお互いの役割を認識し、みんなで力を合わせて活性化させるために策定しました。

■町内会・自治会の現状と課題
▽社会情勢の変化
・人口減少、少子高齢化の進展
・ライフスタイルの変化
・新型コロナウイルス感染症の影響の長期化

▽本市の現状
・加入率の減少
・担い手の固定化、負担増大
・コロナ禍での活動中止、再開の不安

▽役割の多様化
・災害リスクの高まり、防災・減災の取り組みへの期待
・子どもや高齢者などの支援が必要な住民への対応

《課題》
町内会・自治会は、地域コミュニティにおいて中心的な役割を果たしています。しかし、現状は、防災や高齢者・子どもの見守り・居場所づくりなど、高まる地域社会のニーズに対して十分に応えることが困難になりつつあり、地域の活力低下が危惧されています。

■基本方針がめざす姿と実現するための方向性・取り組み
《町内会・自治会のめざす姿》
(1)地域全体が活動に参加・協力している
(2)安全・安心な住みよいまちづくりに取り組む
(3)未来へ繋げる持続可能な組織づくり
▽基本方針(1)
参加しやすい環境づくり
取り組みの方向性：
・活動の見える化・透明化
・関心を高める取り組み
具体的な取り組み例：
・市ホームページや広報紙などを活用した活動PRの充実
・コミュニティFMや小中学校を通した活動内容のお知らせ

▽基本方針(2)
活動を支える担い手の確保・育成
取り組みの方向性：
・新たな担い手の発掘・育成への支援
・運営事務の標準化と負担軽減
具体的な取り組み例：
・行政や企業の定年退職者へ参加啓発
・市からのお知らせの見直しによる負担軽減

▽基本方針(3)
地域課題に対応した活動の充実
取り組みの方向性：
・防災・減災、高齢者や子どもの見守り活動の充実
・デジタルを活用した活動の促進
具体的な取り組み例：
・住民交流の場の普及
・スマホ教室、デジタル化推進モデル事業(デジタル回覧板など)

▽基本方針(4)
将来を見据えた持続可能な組織づくり
取り組みの方向性：
・多様な団体との連携・交流の促進・町内会・自治会の活性化に向けた条例制定の検討
具体的な取り組み例：
・不動産関連団体やコミュニティ・スクール、市民活動団体などとの連携
・地域との意見交換などの実施

■方針の策定体制
広く関係者の意見を反映するため、令和3年12月に設置した「室蘭市町内会・自治会活性化推進会議」での検討を経て策定しました。本会議は、町内会・自治会や企業、まちづくり、福祉、教育、行政の各分野と、市民公募による委員の合わせて22人で構成しています。

■基本方針について詳しく知りたい場合は
室蘭市町内会・自治会活性化基本方針の本編と概要版を市ホームページに掲載しています。

詳細：地域生活課
【電話】25-2223