70歳以上の高齢者の外出を応援する「ワンコインパス」の有効期間を見直します

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◎7月1日から

市ではこれまで高齢者の外出支援策として、「ふれあいパス購入助成」に加え、「ワンコインパス事業」を創設するため、3年間の実証期間を設けて検証を行ってきました。これまでの実証の経過からワンコインパスの有効期間を見直します。

■実証内容
対象者：満70歳以上
ワンコインパス：市内間の1回乗車の運賃100円、パス代年額3,000円
ふれあいパス：室蘭市、登別市、伊達市(大滝区を除く)の路線バスが乗り放題、月額4,580円の内500円を助成
運転免許自主返納助成：ワンコインパス・ふれあいパスのどちらかの初回購入費を全額助成

■実証経過(ワンコインパス)

・購入者は当初想定の約4割となったが、乗車回数は約1.5倍となった。
・乗車回数の増加により、補助額が当初の想定より約3.4倍となった。
※算定には手数料などを含んでいるため差があります。

■利用者のアンケート結果
○利用動機

・バス代が安価とした人の割合が最も多かったが、健康維持のため外出とした人も約2割おり、外出機会の創出につながっている。

○運転免許の有無

・運転免許を所持していない人の利用が最も多かったが、本事業をきっかけに運転免許を返納した人や運転免許を所持している人の利用もそれぞれ約1割あり、運転免許返納後の交通手段の確保や公共交通利用の促進につながっている。

■見直しの概要
ワンコインパスの乗車回数が当初想定より大幅増となり、事業を継続するには、パス購入代金を年額3,000円から12,000円に引き上げる必要があるため、右記のとおり見直します。また、利用者の急激な負担増を避けるため、令和8年度をめどに段階的に引き上げる予定です。事業継続のためご理解をお願いします。

●ふれあいパスはどうなるの?
500円の助成を継続し、月額4,080円のままです。
(乗り放題のパスのため、証明写真が必要です)

◇ワンコインパスの変更点
・有効期間
1年間3,000円→半年間3,000円
※6月30日までに購入した場合の有効期間は1年間です。
・証明写真
利用者負担軽減のため廃止
※6月30日までに購入する場合は、証明写真が必要です。

■ワンコインパスを利用しましょう!
購入方法：販売場所に設置している申請書に必要事項を記入
用意する物：
・健康保険証・介護保険証・運転免許証のいずれか1点
・料金3,000円
利用路線：市内の路線バス(高速バスを除く)
利用方法：
(1)ワンコインパスを持参して、整理券を取りバスに乗車
(2)降車時に整理券を入れ、ワンコインパスをバス運転手に提示
(3)運転手の指示に従い、料金箱に100円を投入して降車
販売場所：
道南バス東町ターミナル販売窓口
コープさっぽろしが驛前店
MEGAドン・キホーテ室蘭中島店

■運転免許を自主返納した人にお得な支援
運転免許を自主返納してから3カ月以内の人は「ワンコインパス」「ふれあいパス」どちらかの初回購入料金が無料になります。

購入方法：自主返納の際に室蘭警察署が発行する「申請による運転免許の取り消し通知」を道南バス東町ターミナル販売窓口に持参(ふれあいパスは証明写真が必要)

詳細：高齢福祉課
【電話】25-2872