第2回市議会定例会の本会議で、青山市長は今後4年間の市政方針説明を行いました。青山市長が掲げる4つの戦略と「住み続けたいまち室蘭」の実現へ向けて計上した補正予算の概要をお知らせします。
【市政運営の基本姿勢】
○物価高騰対策の速やかな実施
○人口減少対策の推進
・洋上風力発電産業など、まちの特性を活かした産業振興・雇用創出
・安心して子どもを産み育て、生活できる環境づくり
・地元人材の定着に向けた取り組み
○将来にわたって安心して暮らせるまちづくり
・地域医療の維持確保
○責任ある行財政運営
■4つの戦略プラス1[物価高騰対策]
1.安心できるまちづくり
〔子育て・教育環境の充実〕
▽スクール児童館を無償化します。
歳入-377万円
▽第3子以降の学校給食費無償化
市立小中学校に在籍する児童生徒のうち、同一世帯内で18歳までの子どもから数えて第3子以降の給食費を無償化します。
歳入-955万円
0~2歳児の保育料の軽減や高校生までの医療費助成拡充の早期実施に向けた作業を進め、負担感の大きい世帯への新たな支援により、子育て環境の更なる充実を図ります。
▽英語検定支援事業
「ふるさと室蘭を英語で語れる中学生」の育成を図るため、英語力や英語学習の意欲向上に効果的である英語検定の一部を助成します。
138万円
▽企業連携UIJターン就職促進事業
市内の産業や企業の認知度を上げ、高校生の地元就職や将来のUターン就職につながるよう、高校や企業で活用できる地域産業を題材とした高校生向け冊子を作成します。
81万円
〔市民と協働したまちづくり〕
▽まちづくり活動支援助成
市民活動の更なる推進を図るため「まちづくり活動支援補助金」を見直し、現行制度の統合と市が提案し実施団体を募集する行政提案型協働事業を新設します。
140万円
▽町内会・自治会活性化推進事業
町内会等の加入促進を図るため、啓発リーフレットの作成や市民アンケートなどを実施。また、町内会などのデジタル化を推進するため、研修会などを実施します。
35万円
〔誰もが自分らしく暮らせる社会の実現〕
パートナーシップ制度の導入に向けた検討委員会を設置するほか、LGBT等への理解促進を図る啓発リーフレットなどの作成や相談体制を強化します。
14万円
〔高齢者が住みやすいまちづくり〕
ワンコインパスなどの外出支援に加え、企業や交通事業者と連携し移動手段確保に向けて取り組みます。
〔災害に強いまちづくり〕
津波避難の特別強化地域の指定を踏まえ、避難場所の確保や避難経路を定めた地震防災対策推進計画を策定するなど津波避難対策を進めます。
〔地域医療の連携・再編〕
3病院間で合意が図られている第2次中間取りまとめの具体化に向けて、課題の整理を進め、地域で完結できる医療体制の構築に向けて取り組みます。
※市政方針説明の全文は、市ホームページに掲載しています。
なお、掲載している予算は、第2回市議会定例会に提出された内容です。
詳細:企画課
【電話】25-2181
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