くらしの情報(連載版) 〔消費トラブル〕

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■強引な貴金属の買い取りに注意
突然、電話で「タンスに眠っている着物はないか」「不用品をなんでも買い取る」などと勧誘し、来訪した買い取り業者が貴金属を強引に買い取る「訪問購入」のトラブルが増えています。消費者が売却するつもりで用意した物品には「値段がつかない」と目もくれず、しつこく指輪やネックレスを見せるように強要して相場より安値で買い取るケースもあります。
訪問購入は法律で規制され、買い取り業者は勧誘する際に
(1)事業者名
(2)勧誘の目的
(3)購入しようとする物品の種類
を告げなければなりません。

▽訪問購入の禁止行為
・飛び込みでの勧誘
・消費者が査定を依頼した場合、査定を超えて買い取りの勧誘を行う
・消費者が断ったにもかかわらず、勧誘を継続したり、その後改めて勧誘する

買い取り業者は買い取る物品の種類や特徴・購入価格・クーリング・オフなどの事項が記載された契約書面の交付義務があり、クーリング・オフ期間内(書面を受領した日から8日間以内)は売却した物品を手元においておくことができる旨を説明しなければなりません。ただし、自動車(二輪のものを除く)、大型家電、家具、書籍、有価証券、CD・DVD・ゲームソフト類はクーリング・オフや訪問購入の適用除外となるため、注意が必要です。
最近では「要らない皿を海外に寄付するので協力してほしい」と持ち掛ける事例もあります。勧誘を受けても安易に承諾しないように注意してください。

■相談するなら
消費生活センター(複合庁舎2階)
【電話】39-1166
時間：9：00～16：00
休み：土・日・祝祭日
来所相談は事前に電話予約をお願いします。

■土・日・祝日の相談は消費者ホットライン
【電話】188(泣き寝入りは「いやや」)
利用方法：音声案内→『1』を押す→お住まいの郵便番号7ケタを入力