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まち・ひと・しごと 富良野で働く

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北海道富良野市

富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

■ふるさと納税返礼品事業者インタビュー
富良野市ふるさと納税note 「ふらののひと」

◆富良野に根差したお菓子屋さんを目指して
▽働く人紹介
加野裕介(ゆうすけ)さん/中富良野町出身
ふらのパティスリートロン 店主

・パティシエを目指したきっかけ
富良野高校を卒業した後、札幌の大学に進学し就職しましたが、いずれ富良野に戻りたいと考えていました。大学で経営を学んでいたこともあり、自分で仕事を作り、起業しようと考え、実家が昔いちご農家をしていたので、いちごを生かした事業ってなんだろう?と考えたとき、ケーキ屋だ!と思いつき、たまたまそのとき求人のあったフラノデリスに応募したのがきっかけです。

・修業は20代の10年間と決めていた
30歳までに独立したいと考えていたので、修業する期間は20代の10年間と決めていました。フラノデリスではケーキを作る技術面以外でも、お店の運営など、本当に色々なことを経験させてもらいました。

・焼き菓子「きのわ」について
オープン当初は生菓子だけの販売でしたが、1ヵ月くらい経ったときお客さんから「焼き菓子はないの?」と言われたことがきっかけです。お店を出す前から看板商品を作りたいと考えていて、お店のロゴにもなっている切り株をモチーフにした商品なら、看板商品ということが伝わりやすいと思いました。アレルギーやグルテンフリーの人に配慮して小麦粉は使いたくないと思っていたので、米粉を使ったクッキーを作りました。フラノデリスで修業してきたなかで「普通とは逆を行け」という考えを教わったので、一般的なクッキーではなく、ラスクのような軽い食感のクッキーを作ったら面白いものができると思いました。「きのわ」は看板商品として力を入れています。地元の方にはある程度イメージが付いてきたかなと思っているので、富良野を代表するお菓子として、これからも育てたいと考えています。

・「トロン」の由来はフランス語の「樹木の幹や切り株」という意味。お店を木を使ったシンプルな雰囲気にしようとしていたことや、お店のコンセプトを“富良野という地域に根差した、観光客も地元の方も気軽に来てもらえるようなお菓子屋さん”としていたこところ、「木」に関連するトロンという単語が見つかりお店の名前になったのだそう。
・ふるさと納税返礼品にもなっている「きのわ」。使用している米粉はななつぼしを山部の大石農園から玄米の状態で購入し、加野さんが自ら製粉している。

▽今回紹介する事業所
ふらのパティスリートロン
(所在地)幸町1番23号

■応援する事業の紹介
▽富良野市中小企業振興総合補助金
市内の中小企業が新たに行う事業の費用の一部を補助するものです。令和4年度から、特産品やふるさと納税返礼品開発の助成などを新たに拡充しています。

問合せ:商工観光課
【電話】39-2312

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