■認知症に気づく
認知症とは、いったん獲得した知的機能が低下し続け、認知機能障害のために社会生活を送るのが難しくなる病気です。人によってはうつ状態、不安、幻覚、妄想が現れます。年をとると物忘れが増えますが、じっくり思い返したり、ヒントをもらったりして思い出せる場合は心配ありません。体験自体を忘れてしまうのが認知症の特徴です。認知症は早期に発見し、適切な治療を行うことで進行を遅らせることができます。老化による物忘れと決めつけず、認知症のサインに気が付いたら、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
▽認知症の気になるサイン
・同じことを何度も言ったり聞いたりする
・置き忘れ、しまい忘れが増え、いつも探し物をしている
・料理や片付けができなくなってきた
・運転ミスが多くなった
・身だしなみを気にしなくなった
・鍋を焦がしたり、水を出しっぱなしにするようになった
・趣味への興味がなくなった
地域の高齢者でいつもと様子が違っている方を見かけたり、気になる高齢者がいる場合は、地域包括支援センターまでご相談ください。相談の内容に応じて関係機関と連携しながら、地域で暮らす高齢者に、介護、福祉、健康、医療、権利擁護などのさまざまな面から総合的に支援を行います。
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問合せ:地域包括支援センター
【電話】39-2255(複合庁舎2階)
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