■遠隔操作アプリを使って借金をさせる「副業のサポート契約」に注意
SNSや動画広告、検索で表示された副業ランキングサイトなどで、「簡単に稼げる」「短時間の簡単作業」といった広告が被害の入り口となる遠隔操作アプリを利用したトラブルが増えています。
◆よくあるトラブルの流れ
(1)「副業の説明に必要」「稼ぐためのサポートをする」などと遠隔操作アプリのインストールを指示される
(2)報酬を受け取るためにインターネットバンキングの口座開設が必要だと開設を要求される
(3)広告にない副業の高額なサポート契約に勧誘され、断ると「すぐに元が取れる」「借金する方法を教える」と、遠隔操作アプリで画面共有をしながら複数の消費者金融から借入をさせる
(4)借入金をインターネットバンキング口座に入金させ、業者指定の口座に送金させる
(5)指示通りに副業しても儲からず解約を申し出ると、少額の返金で同意する解約同意書の提出を求めてくる
◆トラブル防止のポイント
◇「簡単に稼げる」などという広告をうのみにしない
◇借金してまで契約しない
◇相手が不審な遠隔操作をしていたら、電源を切るなどネットワークを遮断し、遠隔操作アプリをアンインストールする
◇業者から送信されたメッセージはスクリーンショットなどで残しておく
《遠隔操作アプリとは》
◇スマホやパソコンに第三者が接続して、両者が画面を共有しながら遠隔操作を行うアプリです。
◇正しく使えば便利なものですが、悪意のある業者に画面の共有を許可すると、自分が望まない様々な被害を受ける可能性があります。安易にインストールするのは避けましょう。
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