■認知症と診断されたら(5)
認知症と診断されたら、意思決定ができる早期の段階で今後起こりうる生活の困りごとに備えることが重要です。診断後、今後のために準備しておくとよいことについて紹介します。
◆日付が分かるものを活用する
認知症が進行すると日付がわからなくなってしまいます。日付がわからなくなることによって、予約日に受診ができなかったり、ゴミを出す日を間違えてしまうなど、社会生活を送るうえで困る場面がでてきます。自分で日付を確認できるよう、目立つ場所にカレンダーを貼り毎日印をつける習慣をつけましょう。また、カレンダー機能付きのデジタル時計を使用したり、新聞を活用するのも良いでしょう。携帯電話を使い慣れている方は、携帯電話の日付表示を見やすい大きさに設定しておきましょう。
これらは認知症が進行してからではうまく活用できませんので、物忘れが増えてきたと感じたら意識的に活用し使い慣れておくことが大切です。
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