■認知症と診断されたら(6)
認知症と診断されたら、意思決定ができる早期の段階で今後起こりうる生活の困りごとに備えることが重要です。診断後、今後のために準備しておくとよいことについて紹介します。
◆薬の飲み忘れを防ぐ
認知症を治すことは難しいですが、薬を内服することによって進行を遅らせることができます。しかし、認知症は初期の段階から薬の管理をすることが難しくなる場合が多いため、薬を正しく飲めるよう工夫することが大切です。
薬が複数ある場合は薬局に相談し一包化してもらいましょう。状態に応じて日付や服薬のタイミングを薬袋に記載してもらうことができます。また、お薬カレンダーを活用すると、残薬が一目でわかるため飲み忘れを防ぐことができます。飲み忘れが多いなど、自己管理が困難な場合、訪問での服薬管理支援を受けることができます。薬の管理に不安がある場合は医師や薬剤師、ケアマネジャーに相談しましょう。
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