キツネや鹿などの野生動物にエサやりをしているという目撃情報が、たびたび寄せられています。野生動物にエサやりをすると、4つの影響が発生するおそれがあります。
◇エサを与えることで、野生動物が人間に依存するようになり、自分で食べ物を探す能力が低下します。これにより、自然の生態系が崩れてしまいます。
◇野生動物が人間の居住地に近づくことで、交通事故や農産物への被害が増える可能性があります。また、人間を恐れなくなると、攻撃的になることもあります。
◇人間の食べ物は野生動物にとって適切でないことが多く、消化不良や栄養失調を引き起こす可能性があります。
◇エサやりによって野生動物が人間の生活圏へ頻繁に出入りをすることで、エキノコックス症などの伝染病がまん延するおそれがあります。
野生動物は、自然の中で自然の食べ物を食べて生きるのが本来の姿です。野生動物を保護するためにも、エサやりをしないようお願いします。
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