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自治体の皆さまへ

まち・ひと・しごと〔富良野で働く〕

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北海道富良野市

富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

■富良野を知ってもらうため新たな技術の活用を
◆働く人紹介
平原 貢(みつぐ)さん/札幌市出身
NTT東日本 ICT利活用推進アドバイザー

◇NTT東日本での業務は普段は
札幌で勤務をしていますが、富良野市ICT利活用推進アドバイザーとして、定期的に富良野市を訪れています。NTT東日本では、労働者不足などの社会課題解決に向けてAIやIoTなどの先進技術を用いた実証を行う「スマートイノベーションラボ」を運営しています。

◇富良野市への具体的な支援内容は
富良野市から令和5年度の活動として「デジタルの使い手となる職員の人材育成」と「オープンデータの利活用」がテーマにあげられていました。議論を重ねた結果、「DX人材育成研修」をスタートしました。研修は「DX推進チーム」のみなさんを対象に、10月から3月までの6カ月間でデジタル化すると効率が上がる業務についてアイディアを出し合い、その中から実際にデジタル化していくことを目標に実施しています。

◇富良野市について感じたことは
立場上、他の自治体職員と関わることが多いのですが、富良野市職員の方は地域の課題解決にチャレンジしていこうとする気持ちを持っている人が多いと感じています。「もっと良い富良野を作りたい」と真剣に考えている人が多いので、議論をするこちらも、この人からはどんな話が聞けるのだろうか、と富良野に来るのを毎回楽しみにしています。

◇どんな富良野市にしていきたいか
富良野の魅力をこれからも維持し、もっと多くの人に富良野を知ってもらうためには新たなデジタル技術の活用が益々必要となってくると思います。今後、テレワークが可能なNTTグループなどの社員が富良野に長期滞在し、富良野のみなさんと地域課題解決に向けて話し合い、実現していくような取り組みなどを試行してみたいと思っています。

○札幌出身の平原さんだが、祖母が富良野市出身で子どものころよく親戚の家を訪れていたという。「第2の故郷のような富良野市と仕事で関わることになり驚いた。何かひとつでも恩返しが出来ればと思い、富良野に通っています」と話していた。
プライベートではドライブもかねて毎年富良野~美瑛で趣味の写真撮影を行っている。(本紙写真(下)、平原さん提供)また最近は、富良野にやってくる度にワイン工場でワインを購入し、自宅で飲んでいるとか。冬に限定発売されるアイスワインの濃厚な味わいに衝撃を受けたそう。

■応援する事業の紹介
◇内閣府デジタル専門人材派遣制度
地方創生に積極的に取り組む市町村に対し、意欲と能力のある国家公務員、大学研究者、民間専門人材を市町村長の補佐役として派遣する制度。また、技術革新のスピードが速く、人材ニーズも高いデジタル分野について今年度、国が創設したデジタル専門人材派遣制度に基づき、意欲と能力のある民間のデジタル専門人材を地方公共団体へ派遣しています。

問合せ:スマートシティ戦略室
【電話】39-2305

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